■英語の発音は最初に覚えておきましょう。発音記号は簡単に理解出来ます。

商品概要 書籍
価格 ハイディ矢野のネイティブの発音・リスニングが絶対に身につく本(1800円)
CD2枚付 英語の発音がよくなる本(1500円)
販売元URL アマゾン.com:
ハイディ矢野のネイティブの発音・リスニングが絶対に身につく本
CD2枚付 英語の発音がよくなる本

 

解説 (byてつや)

最近、このHPを見て下さった方から、これから英語を勉強するのですが、何から始めるのがいいですか?」という質問をよく受けます。それに対する答えでもあるのですが英語を話せるようになりたければ、絶対に発音を理論的に勉強しておくべきです。

 

私の英語学習に対するスタンスは基本的に人それぞれということで、「どんな教材がオススメですか?」という問いにも、最終的にはその人が気に入ったものが一番というのが持論なのですが、この発音に関しては絶対の自信を持っています。

 

必ず、英語の発音はマスターしておかなければいけません。さもないと、どこかで壁にぶつかるでしょう。

 

英語と日本語では使われている音に大きな違いがあります。日本語はアイウエオなどの母音が中心で、英語はB D F G Hなどの子音が中心の言語です。

 

ところが、母音と子音では音の出し方が全く違うのです。母音は声帯を使って、子音は主に口の周りの筋肉や舌・唇を使って出します。

 

テニスとマラソンはどちらも同じスポーツであることは間違いありませんが、使われる筋肉が違うのと同様に、日本語と英語でも使う筋肉が違っているのです。

 

日本人の多くが話す英語が、切れ味が悪く、より通じにくくなっている原因の一つはここにあります。

 

日本語には「ん=n 」以外に子音の音を持つ文字はありません。それ以外の文字は全てアイウエオの音で終わります。日本人は子音の音だけを出すことに大変不慣れなのです。「か= K A」がKとAの二つの音で出来ていることに気づかないのです。

 

streetの単語には本来1個の母音しかありませんが、多くの日本人はsutoreetoと発音し、この単語に存在しない3つの余分な母音を入れてしまいがちです。同様に、tableをtaburu、bookをbookuと発音しがちです。

 

これでは、いくら"英語風"に発音してみても、通じないことは明らかです。

 

母音と子音の問題だけでなく、英語には日本語では全く使われない音がいくつかあります。それはR L F V THなどの子音の音です。

 

日本語に無いと言うことは、今まで聴いたことのない音ですから、当然聞き分けることが大変困難です。

 

また、アイウエオが付かない子音を連続している単語を聴くと、日本人の耳には、「はっきりと発音していない」とか「よく聞き取れない」と感じる傾向があります。

 

子音の音を、頭脳が瞬時に聞き分け・分析する能力を持っていないのですから、英語の音になれる練習が必要になるわけです。

 

誰でも経験したことがあると思います。英語を聴いていてさっぱりわからず、スクリプトを見たら自分がよく知っているコトバだったとか、旅行に行って英語で話をしてみたが、さっぱり通じなかった・・・・「コーヒーを頼んだら紅茶が出てきた」とか「ビールを頼んだら請求書が出てきた」とか・・・

 

これらは全て、英語の発音によるものです。詳しいことは上記にあるような本を読んで頂ければ分かりますが、日本語の発音方法と英語の発音方法は全く違います。ですから日本人である私達には全く知らないこともたくさんあります。

 

そして、小さい子供は別にして、日本人にはその違いに自然に気づくことはありません。必ず、理論的に学ぶ必要があります。

 

こうした理由から発音の勉強は必ずオススメしているのですが、その参考になりそうな本が上記の二冊です。「英語の発音がよくなる本」は英語の発音26音(英語の発音は26音です。日本語は約50音ですから半分ですね)を一つずつ解説してくれます。

 

まずはこの本を利用して、一つずつ英語の音を覚えていくことをオススメします。

 

「ハイディ矢野のネイティブの発音・リスニングが絶対に身につく本」は、どちらかと言えば応用編です。英語の場合、実際に文章として発音すると、聞こえない音とか、微妙に変化する音とかがあります。こういったことに焦点を当てているのがこの本です。

 

ですから、英語の26音を覚えて基本を身につけた後に、この本で勉強をするといいと思います。もちろん、これらの本が絶対にいいというわけではありません。とりあえず一例としてオススメしています。英語の発音に関する本は数多く出版されていますから、自分に合うものをチョイスしてください。

 

また、少しお金をかけていいというのであれば、アルクの通信講座『ヒアリング力完成発音トレーニング』はオススメです。この講座では発音トレーニングソフトがついています。

 

このソフトを使うと、自分の発音が正しいかどうかチェックすることができます。間違っている場合、その箇所と修正方法も指示されるため、的確に直すことが出来ます。家庭教師をつけているようなものです。

 

私も使ったことがありますが、あまりの正確さに驚きました。イントネーションのチェックが出来るのも魅力的です。

 

アルクの販売サイトの下のほうにインターネット上で試用できる体験版が用意されているので、興味がある方は一度利用してみるといいです。

 

英語の発音

 

発音トレーニング

 

英会話教材

 

アルクの通信講座

ヒアリング力完成発音トレーニング

 

私も苦労しました(by てつや)

私がこれだけ英語の発音を勉強することを薦めるのには理由があります。私自身、実体験として英語の発音を知らないことの怖さを思い知らされたからです。

 

私はアメリカに2年間留学していました。初めてアメリカに足を踏み入れたとき、私の語学力TOEFL587点というものでした。TOEICだと900を超えるものです。ですから、知識という点では問題無しでした。

 

ところが、相手の言っていることがさっぱりわからない、また、自分の言っていることがさっぱり通じないという現実に直面しました。授業中でも私が話をすると、教授も他の生徒も聴き取るのに苦労していました。

 

ただ、ここで不思議だったのが、私以外にも発音がひどい生徒はいたのですが(インドや韓国、シンガポールからの留学生でした)、通じないのは私だけでした。私からすると、自分よりもっとひどいような気がするのですが、でも通じています。それがとても不思議でした。

 

こんな感じで悩んでいるときに、ある転機が訪れました。言語学に関する本をたまたま手にすることがあったのですが、そのなかで衝撃的な事実がありました。世界中には色々なコトバがありますが、そのなかで日本語だけが特殊な言語だということでした。詳しい内容は忘れてしまいましたが、発音の方法が根本的に違うということでした。

 

要するに、他の言語の場合にはどんな発音がひどくても、元が一緒なのでなんとか通じるらしいのです。どんなにひどくても「なまっているな」ぐらいで済むようです。ところが日本語の発音で他のコトバを話すと全く違う言葉に聞こえてしまうらしいのです。

 

こんなふうに書いていますが、私もよく理解していません。ただいえるのは、日本語を話すようなやり方で英語を話しても通じないということです。

 

理屈ではなく、この身でそれを思い知らされました。それから、私は英語の発音方法を勉強して身につけました。それ以来、英語が通じないということは全く経験していません。また、リスニングについても格段によくなりました。

 

この経験上、私は英語の発音は絶対に身につけなければいけないと確信しています。発音というと、かなり難しそうに聞こえるかもしれませんが、英語の勉強の中ではかなり簡単です。

 

はっきりいってこれほど簡単な分野もないのではと思います。それでいて、効果は抜群ですから、是非取り組んでください。

 

ちなみに、まだ英語は初心者ですという人はラッキーです。私の場合、先ほどお話をしたとおり、単語力はかなりのものだったのですが、発音については間違って覚えていましたから、最初からやり直さなければなりませんでした。

 

間違って覚えたものを直すというのは、最初から覚えるより大変ですから私はかなり苦労しました。単語力がなくて・・・なんて人のほうがよっぽどいいです。今のうちに発音をマスターしてしまいましょう。

 

2012年追記:発音は独学ではダメかもしれません(by てつや)

今さらになって実感したことなのですが、発音は独学で習得するのは厳しいかもしれません。独学でも、それなりのレベルにたどり着けることは間違いないのですが、どうしても不十分(ネイティブからすると、おかしな発音)な部分が出てきてしまうかもしれません。

 

私が、この事実に気がついたのは、ここ数ヶ月のことです。

 

英語を本格的にブラッシュアップしようと思い、オンライン英会話スクールのレッスンを受講することにしました。幾つかのスクールで体験レッスンを受けたのですが、これは生徒のレベルチェックを兼ねているので、レッスン後、評価表が送られてきたり、講師から寸評を聞かされたりします。

 

それで、発音に関して共通していたのは、幾つかの音でおかしなところがあるということでした。自分にとって一番衝撃的というか新鮮だったのは、『sheet』、『 sheep』のように同じ母音が2つ並ぶ時の発音がダメということでした。

 

カタカナで表現すると、私がこうすればいいと思っていた発音は『シート』、『シープ』

 

でも、『e』の発音が続くので、正確には『シイート』、『シイープ』

 

『イ』を二回発音するようなイメージですね。なかなか説明するのが難しいのですが、重要なことはネイティブからすれば、全く違う単語に聞えるぐらいの間違いをしていたということです。

 

しかも、私はその事実に全く気がつきませんでした。正確に発音出来ていると思っていたので、先生から指摘されなければ一生気がつきませんでした。それを考えると、どこかでプロにチェックしてもらわないとダメなのではと思います。

 

こちらのページにも詳しくまとめてあるのですが、私が今、発音の勉強に関してベストかな思うことは、まずは独学で勉強して全部覚えたと思ったら、オンライン英会話スクールのレッスンなどを利用して、プロにチェックしてもらうというやりかたです。

 

最初から人に教えてもらうと、レッスン代がバカにならなくなるので、最初は独学。これでも8割ぐらいは完璧に身につけられるので、そこからプロの助けを借りて、誤って覚えたり出来ない2割を身につけていくという考えです。

 

これが最もお金をかけずに、効率的に英語の発音を身につけられる勉強法だと思います。

 

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