ミニコラム第6回のテーマは『英語が出来る人は得をするのか?』ということです。

 

英語を学ぶ人にとって、最も気になることだと思います。昔から、英語を話せると就職・転職に有利だとか、昇進しやすいということが言われていますが、果たしてどうなのか?

 

私は外資系企業で働いたこともありますし、今も色々な形で英語を使う機会が多いので、率直な感想をお伝えしようと思います。

 

まず、結論からいえば、英語が出来る人は得をするのか?という問いに対する回答はYESです。

 

英語が出来て本当に良かったと心から実感しています。仕事でもプライベートでも、英語を話せない人よりも、かなり得をしていると感じています。

 

ただ、その理由は世間一般的に考えられているイメージ像とはちょっと違うかもしれません。

 

英語が話せれば就職や転職に有利ということは、今では殆どないのではと思います。外国企業との取引が多く、語学力が必要という会社の場合、英語が出来ることは最低限のノルマであって、英語が話せるから優遇するということはないのではないでしょうか。

 

特に東京など都会では英語を話せる人は幾らでもいるので、語学力だけで有利な立場に立てるということはないでしょう。

 

それよりも、ある分野に対する知識、スキルを持っているほうがよっぽど有利です。ビジネスの場合、話すことは決まっているので、専門知識を持っている人であれば、最低限の意思疎通は英語でもすぐに出来るようになるものです。

 

私自身、そういった人をたくさん見てきています。会社にとっても、英語が話せるだけの人より、英語は出来ないけど仕事は出来るという人のほうが遥かに有り難い存在です。

 

逆にいえば、仕事が出来る人が『英語が話せる』というオプションを持つとさらに有利になるのは間違い無しです。

 

ちなみに、これは地方であれば少し実情が違ってきます。都会と比べると、地方ではまだまだ語学に堪能な人が少ないので、英語が出来るということだけで評価されるケースもあります。

 

たとえば少し規模が大きな製造業であれば、外国との取引は普通です。そういった会社の地方工場であれば、語学力を活かして有利な条件で就職・転職することは可能だと思います。

 

ただ、今は中国語のほうがニーズが上かもしれませんが・・・

 

※注)

私は10年ほど前、栃木県の人材派遣会社に登録して働いていたことがあります。職種は貿易事務や英文事務といった英語を使う職種ですが、今でも(2014年現在)たまに仕事の打診がきたりするので、今でも場所によっては、英語を話せるというのは武器になるのかもしれません。

 

ちょっと話が脱線しましたが、結論としては英語が出来れば就職・転職に有利ということは殆どないと思います。就職・転職対策であれば、語学力よりも専門スキルを磨くことに専念したほうが賢明です。

 

それでも、私が英語が出来ることで得をしていると思っているのは、こういった直接的なことではなくて、間接的に大きなメリットを得ていると実感しているからです。

 

たとえば、英語が読めれば、インターネットを使って世界中のHPを読むことができます。今では英語圏のネットの世界における情報の流通度はすさまじく、一昔前であれば高いお金を払わなければ手に入らなかったような情報が無料で読めます。

 

自分とは根本的に考え方が違う人とコミュニケーションをとる機会が持てるので、そういった人とのやりとりから新たな発想が生まれることもあります。

 

こういったことはビジネスマンとしての能力を高めることにつながるので、そこでいい仕事が出来るようになり、結果的に地位も収入も上がるということにつながります。

 

何よりも、こういった海外との接触は自分の世界を広げてくれるので、単純に楽しいです。『楽しさを味わえる』というのは、それだけでお得です。

 

このコラムを書く1週間前に久々に仕事関連で海外に行って、外国の人と英語でコミュニケーションをとる機会があったのですが、やっぱり楽しかったです。

 

それが結果的に仕事にも活きてくるので、やっぱり英語が出来るというのはお得だなと思います。

 

※海外のサイトを利用できると欲しいものを日本より格安で入手できることがあります。下記のページに私が利用しているサイトを掲載しておきます。

 

英語が出来る人であれば誰でも利用出来ますので、参考にして頂ければと思います。

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