勉強しようと思っても、なかなかその気にならない。そんな悩みを持つ方も多いと思います。このページはヤル気を出す方法、ヤル気を維持する方法を幾つかご紹介します。

 

英語をマスターした人の話を聞く・読む

 

あなたの周囲にも一人や二人、英語を話せる人がいると思います。そういった人を見つけてください。もし、いなければ雑誌やインターネットをみれば、そうした人のインタビュー記事を一つや二つは見つけられるでしょう。

 

そうした人の話をじっくりと聞いてみてください。今のあなたと同じような失敗、挫折も経験しているでしょう。また、「今はペラペラでも元々は英語を話すことが出来なかった」、というごく当たり前のことを再認識できるはずです。

 

英語学習の初心者にありがちな間違いは、「英語を話せる人は何か特別な素質や才能があったんだ」という考えを持ってしまうことです。語学は努力さえすれば、誰にでも必ず身に付きます。私の個人的な意見としては、語学ほど本人の努力がそのまま報われる分野はないと思っています。努力すればするだけ、成果が返ってきます。

 

忘れがちなこのことを思い出すきっかけとして、英語をマスターした人の話に耳を傾けることは良いことです。今はペラペラの人も、昔は今の自分と同じだったんだと思えば、やる気も出てくるというものです。

 

また、こうした人達は苦労した経験も持っていますから、かつて自分と同じように頑張っているあなたを応援したくなるものです。

 

「話を聞かせてください」とお願いすれば、喜んで話をしてくれると思いますよ。私?そうですね。喜んでお話しますよ。

 

目的を認識する

 

これは本当に大切なことなのですが、殆どの人が忘れがちなことです。語学の学習は時間がかかるものであり、努力を必要とするものですが、その努力のエネルギー源となるのが目的です。

 

考えてみてください。折角英語を覚えたとしても、使う見込みが全くない。こんな状況では誰も地道な努力を続けられるはずがありません。あなたが、英語をマスターしたい理由をキチンと
認識してください。

 

留学したい、仕事に役立てたい、映画を字幕無しで観たい、外国人の恋人が欲しい

 

あなたにやる気を与えてくれるものならば、何でもOKです。

 

そして、この目標を毎日のように思い出してください。人間というものは案外、自分の目的、目標を忘れてしまうものです。毎日、目標を自分に再認識させてください。学習意欲が見違えるほど良くなることを約束します。目的をしっかり認識できたら、それを人に話すのもいいですね。

 

小さな目標を立てる

 

英語を勉強している人ならば、「ネイティブのように英語を話せるようになりたい」というのが最終目標だと思います。しかし、この目標を達成するには長い時間を必要としますので、先がなかなか見えず、途中でやる気を失い、挫折してしまう人が後を絶ちません。

 

そうならないためには、大きな最終目標を設定したら、次は短い時間で達成可能な小さな目標を設定すべきです。例えば、今週は例文を50個覚えるとか、英字新聞を5ページ読むというようにです。

 

目標設定のコツは少し頑張れば達成できるようなことにすることです。そして、目標を達成した場合のご褒美も忘れずに!欲しかった服を一着買うとか、大好きなビールを飲むとか、自分が本当に楽しいと思えることなら何でもOKです。

 

こうやって、努力自体を楽しめるように計画を立てるのがやり遂げるコツです。

 

仲間を持つ

 

どんなに意思の強い人でも、一人で努力を続けることは困難です。特に地道な努力を要する語学学習の場合、途中で諦めてしまうことも珍しくありません。なんとかこの地道な努力を続けられる状況を作らなければいけません。

 

その一つとしてオススメの方法が、共通の目的を持つ仲間を持つことです。時には励まし、時は励まされ、お互いに協力していけるような人物がいれば、それだけで学習を続けられる可能性は
ぐんと高まります。

 

あなたの周りに英語を勉強している仲間がいれば、チームを組んでもらえるように話をしてみてください。もし、チームが出来たら、定期的(一週間に一回がオススメです。)に会うように時間を組みます。

 

会ったときには、一週間の成果をお互いに報告します。また、最後に先一週間の目標を決め、次に会うときまでに達成することをお互いに宣言します。そして、次のミーティングで成果を確認するというプロセスを実行します。

 

これだけで、抜群の効果があります。人に報告しなければいけないという状況は、それだけ強制力が強いものです。やらなければならないという気にさせてくれます。

 

ただ、一歩間違えると、お互いを甘やかすだけの関係に陥る危険性もあります。親しき仲にも厳しさを持って付き合っていくことを肝に銘じてください。相手がさぼってしまい、決めた目標を達成できなかったら叱りつけるぐらいのことが必要です。

 

日記をつける

 

モチベーションを保つ方法として、単純ですが効果的なやり方です。毎日の学習の様子や成果を数行程度でかまわないので、まとめて、書き残していきます。必ず毎日続けることが大切です。

 

こうして出来た記録をやる気が出ないときに、読み返してみてください。自分が驚くほど成長していたり、努力していることに勇気付けられるでしょう。それが新たなモチベーションとなります。

 

力試しをする

 

語学の学習というのはスポーツで例えれば練習です。いくら楽しくても練習は所詮、試合のための準備に過ぎません。たまには練習試合をしたりして、練習の成果を試してみるように、語学の学習においても、たまには実戦を経験してみることをオススメします。

 

方法はあなたが自分の実力を認識できるやり方であれば、どんな方法でも結構です。英語を話せる友人に話相手になってもらっても構いませんし、勇気があれば街角で外国人に英語で話しかけてみるのもいいでしょう。また、英検やTOEICといったテストを受けることも一つの方法です。

 

自分の実力の伸びに嬉しくなることもあれば、逆に自分の実力の無さを痛感することもあるでしょう。こうして自分の実力をはっきり認識することが、新たな学習意欲へとつながります。定期的に自分を把握するように努めましょう。

 

イメージ・トレーニング(にやける場面を想像する)

 

どうしてもやる気が出ないとき、最後の方法としてオススメする方法です。椅子にゆっくり腰掛けてもいいですし、ベットの上に寝そべっても構いません。とにかく、あなたが一番リラックスできる体勢をとってください。

 

そして、ぼんやりしながら、「こうなったらいいなあ」という状況を思い浮かべます。留学したいという夢を持つ人は、実際に学校で現地の人と楽しそうに話をしている状況を思い浮かべたり、海外旅行をして、現地の空港のお土産屋で売り子さんと会話をして、周囲の日本人から感心されたりとか、なんでも構いません。どうせ自分一人の世界ですから、自分の思うままに想像してみてください。考えただけで、思わず頬が緩んでしまう、そんな状況を心の中に創りましょう。

 

こんなことを暫く続けているうちに、気分がすっきりしていることに気付くと思います。また英語の勉強をしたいという気持ちにもなっていると思います。そうしたら、もう大丈夫ですね。

 

ちなみに、どんな方法を試みてもやる気がでないという時もあります。

 

そんなときは無理をせず、休むのが最良の方法です。こういう状態はそれまであなたが一生懸命努力をしてきたことの裏返しですから、たまにはゆっくりと息抜きをしてください。休むことは悪いことではありませんよ。