掲示板などをみると『スピードラーニングって、どうなの?』、『本当に効果があるの?』という質問がたくさん投稿されています。それほど知名度が高い教材というわけですね。

 

それで、回答をみると・・・・

 

一言でまとめると『効果はない』です。こういった声で溢れています。

 

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1186286676 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1254794312 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1051863250 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1453554844

 

声の内容をみると納得いくことが多々あります。実際のところ、英語のCDを聞き流すだけで話せるようになるなんてあり得ません。私は20年近く英語を勉強してきていますが、どう考えても聞き流すことがプラスになるとは思えません。

 

スピードラーニングの定番『聞き流すだけ』は
絶対にウソ

たとえば、私は洋楽が好きで、毎日のように聴いています。なかには高校生ぐらいの時から聴いている曲すらあります。でも、いまだにその曲を聴き取ることが出来ません。

 

本当に聞き流すだけでいいのであれば、何度も耳にしているうちに理解出来るようになるはずですよね。ちなみに日本語の曲であれば、何度もCDをかけていたり、テレビのCMで流れていたりすると、知らないうちに口ずさむようになっています。

 

日本語だと出来ます。でも英語だと無理。それが現実です。

 

文法は勉強しなくていいというウソ

スピードラーニングの販売サイトをみると、おかしなことで溢れています。そのなかでも最たるものが『文法は勉強しなくてもいい』という発言です。

 

言語脳が固まっていない小さな子供であれば、これも可能ですが、成人した大人が同じことを実践するのは無理です。細かい説明は省きますが、これは理論的に証明されています。

 

だから、日本の学校教育でも、海外のESL(英語を母国語としない人間に対して、いかに英語を教えればいいのかということを学ぶ学問)でも、文法知識の勉強は重視しています。

 

一流大学の入学試験に出る難易度の高い知識を身につける必要はありませんが、基本的な文法知識は必ず覚える必要があります。文法の勉強をおいといて、英語が話せるようにはなりません。

 

スピードラーニングで話せるようになった?

CMに登場するプロゴルファーの石川遼。

 

スピードラーニングで勉強することで英語が出来るようになったということですが、これも真実ではありません。石川遼が英語を話せないというのは有名な話です。

 

スポーツ記者・専門家の間では、言葉の壁があるため、海外で外国人ゴルファーとコミュニケーションを取ることが出来ず、それがアメリカのツアーに参戦しても結果が出ない原因の一つとさえ言われています。

 

ちなみに、流ちょうな英語で外国人記者のインタビューに答える宮里藍ちゃんですが、普段から英語のレッスンを受けていて勉強しているそうです。

 

やっぱり地道な努力が必要です。

 

ちなみに余談ですが、現在、スピードラーニングのCMには元F1ドライバーのレーサー、佐藤琢磨が登場しています。例によってスピードラーニングのおかげで英語が話せるようになったということですが、この人は大学時代から英語はそこそこ出来たようですし、レーサーになった後は、イギリスに渡って、むこうのチームでレースをしています。

 

スタッフ全員イギリス人で、会話は全部英語です。彼はその時期に英語を身につけたという過去があります。(レース好きの人だったら、知っている人が多い有名な話です。)

 

イギリスに渡ったのは何年も前の話なので、いまさらスピードラーニングということも無いと思います。

 

スピードラーニングの本当の価値

ただ、こうやって色々とマイナスのことばかり書いていますが、純粋に教材としてみた場合、スピードラーニングは良くできています。

 

CD教材としてはシンプルな構成ですが、とにかくボリュームが多いので、やりこめば相当の勉強量になります。そして、ここがミソなのですが、同じだけのボリュームを市販の書籍などでやろうとしたら数十冊分になるので、下手したらスピードラーニングよりも高くつきます。

 

案外コストパフォーマンスに優れています。

 

それに加えて、今は月2回の電話レッスンや外国人と交流出来るパーティーイベントなど、覚えた英語を使う機会も用意されており、なかなかバランスがいい仕組みになっています。

 

ただ、お気づきかもしれませんが、全て真面目な勉強ですよね。『聞き流すだけ』とは正反対の内容です。

 

初めから、英語はじっくり勉強して取り組むもの。身につくまでには時間がかかりますといった言い方をしていれば良かったと思うのですが、なまじっか簡単に英語が出来るようになるといったイメージを打ち出してしまったから、誤解を招く結果になっているのでしょう。

 

正直なところ、スピードラーニングは極めてオーソドックスな教材です。(これは良い意味で言っています。)だから、じっくりコツコツと真面目に勉強したい人にとってはオススメの教材です。

 

でも、楽して英語を身につけようと考えている人にとっては、『話が違う!』というオチになるのが目に見えています。

 

下記の写真を見てください。この教材、これだけのボリュームがあります。これを見ただけでも、簡単にはいかないということが分かりますよね。

 スピードラーニングの口コミ

 

時間をかけてジックリ取り組む教材。それがスピードラーニングです。決して『聞き流す』教材ではないので、注意してください。甘い考えで取り組むと、『こんなはずではなかった!』というオチになるのが目に見えています。

 

興味がある人は、ぜひ体験版のCDを申し込んでみてください。一度、スピードラーニングの中身をみればどういうことなのか、よく分かると思います。

 

スピードラーニングを使った私自身の個人的な感想については、こちらのページにより詳細にまとめてありますので、合わせて参考にしてください。