時間を有効使う手段として、計画を立てて行動することの重要性が最近注目されています。英語の学習もそうです。優秀なナビがあなたを目的地までスムーズに導いてくれるように、綿密な計画はあなたを英語を話せるようになるという目標にまで、いち早く連れて行ってくれます。このページでは具体的な計画の立て方について説明します。
計画の立て方の基本
計画を立てるときには 長期→中期→短期の順番で立てていくのがベストです。
計画の前に・・・
計画を立てるまえに、あなたが英語を勉強している理由を明確にしておきましょう。簡単に言うとあなたの夢ですね。「英語を話せるようになって海外で生活したい」とか「英語を使う仕事に就きたい」とか、あなたを英語の勉強に駆り立てる何かがあるはずです。まずはそれをもう一度確認しておきましょう。
この「あなたの夢」が計画をたてるときに方向性を与えてくれます。例えば「仕事で英語を使いたい」というのと、「映画を観ることができるようになりたい」とでは、勉強方法も変わってきますよね。これと同じことです。基本中の基本となりますので、キチンと把握しておきましょう。
もし、あなたが「英語を勉強する理由は何もない。好きだからやっているだけ」ということでしたら、それは素晴らしいことです。もう何も言うことはありませんので、計画を立て始めましょう。
長期計画
3年程度をスパンとして考えた計画です。つまり、3年後にこうなっていたいという目標ですね。正直なところ、こう言われても「3年後のことなんてわからない」という人が殆どなのではないでしょうか?私もそうですので気にしないでください。(笑)
3年後の目標ですから、ある程度適当でも構いません。気楽な気持で考えましょう。ただし、自分で達成出来ると信じられる目標でなければいけません。自分で信じられない目標はたんなる妄想です。ここはキチンと区別しておきましょう。
長期計画の例
中期計画
3ヶ月後~1年後ぐらいの目標です。3ヶ月、6ヶ月、1年というように、ある程度の期間に分けて設定するのがポイントです。中期計画の立て方には二通りあります。
一つは設定した長期計画からさかのぼる方法です。あなたの長期計画の目標が「3年後にTOEFL600をクリアする」というものでしたら、それを達成するためには1年後にどうなっていればいいのか?という視点で考えます。例えば「3年後に600だから、1年後には500はクリアしておこう」というような感じです。1年後の目標が決まったら、更に6ヶ月後、3ヵ月後と目標を設定していきます。
もう一つの方法は現時点の実力から、3ヵ月後の目標を設定、次に6ヵ月後、1年後と現在を起点にして設定していく方法です。この場合も現在の実力から頑張れば達成できると思えるぐらいの目標を設定するのがポイントです。また、中期目標が設定できたら、それが長期目標を達成することにつながるかどうかも確認してください。
短期計画
スパンは1週間~1ヶ月です。ここから本格的に細かく計画を立てていきます。まず1ヶ月後の目標を設定します。短期の目標は数字で表せるものがベストです。例えば、文法の問題集を100ページ解くとか、問題集につていある練習問題を解いて80点以上とるというような感じです。
そこから、週ごとに目標と学習プランを立てていきます。例えば「文法の問題集を100ページ」だったら、1ヶ月が4週間ですから、1週で25ページずつという計算になります。となれば1日あたりどれくらいやればいいか、という数字も出てきますし、1日どれくらい勉強すればその目標を達成できるか、という学習時間もつかめます。
あとは、実際の予定と照らし合わせて、例えば週末に集中してやるとか、この日にまとめてやってしまおうとか、微調整を加えます。簡単ですが、これがあなたの学習計画となります。
短期計画をたてるときのコツは、必ず余裕を持たすことです。計画をたてるときは大抵、ノルマの多い、1日休んだぐらいで達成が困難となってしまうような計画をたててしまいがちです。しかし、そのような計画をたてると、すぐ嫌になってしまいます。こんなの楽勝と思えるくらいの量が最初は適切です。
さて、計画が出来たら、それを実行するだけです。あとは定期的に計画を見直して修正をしながら続けていってください。短期計画は1週間ごと、中期計画は3ヶ月ごと、長期計画は1年ごとに見直していけばいいと思います