物事に習熟するとき、そのペースを左右するキーワードは興味と関心です。自分が関心を持っていることであれば、人間は恐ろしく速く学習します。自分の趣味や好きな遊びを思い浮かべれば、このことを実感出来ると思います。
嫌々取り組んだり、積極的な興味が無い物事の場合、学習ペースは極めて遅くなります。殆ど覚えられないでしょう。
私の場合、第二外国語がまさにそうで、今までフランス語やスペイン語、中国語といった言語に手を出しましたが、結局は長続きせず終わってしまいました。その反面、年に2回ぐらい定期的にタイに行くようになると、タイ語に関する関心が出てきて、タイ語を覚えようとするときには、スンナリ頭に定着するようになっています。
『自分が関心を持てることをする』
こんなふうに書くと、『それが出来れば苦労しない』と思われるかもしれません。でも、それが事実です。逆に、今こんなふうに思われた人=嫌々、英語を勉強している人は、なかなか思うように上達していないのではないでしょうか?
語学の場合、必要性に駆られて勉強しているという人も多いかもしれませんが、そうであっても、出来るかぎり、自然に興味が湧くような環境は整えるべきです。
幸い、今は英語の題材には事欠きません。インターネットを使えば、本場の情報にもリアルタイムで接触することができます。
一時期、私はYoutubeで知名人のスピーチや講演のVTRを見ることを繰り返していました。
勇気や元気をもらえるスピーチといったところですが、素直に関心があることなので集中力が増して、英語を学ぶという意味での学習効果は高かったです。
英語を勉強しているという気にさえならないくらい、自然に英語と接しているわけですから、学習効果が高いのも当たり前です。こんなふうに英語と接していければ、上達のペースは速くなるでしょう。
是非、自分に合った何かを探し出してみてください。