こちらの姉妹ブログにも書いてありますが、10月からかなり真剣度をあげて英語の勉強に取り組んでいます。そうなると面白いもので、英会話の勉強法に関する情報が自然に耳に入ってきます。

 

先日も面白い学習法を聞きました。それは同時通訳者を養成する講座を受講するというやりかたです。話を聞いてみると、プロの通訳者になろうとする人だけではなく、純粋に英語を伸ばしたいという理由で受講している人も多いようなのですが、理由を聞くと納得でした。

 

受講料はちょっと高めではあるのですが、私も受講してみたくなりました。

同時通訳講座で英会話スキルを高めていくというやりかた

 

同時通訳講座が英会話の勉強にも役立つ理由

 

『なぜ、同時通訳?』と思われた方もいるかもしれませんが、TOEICで800、900クラスの上級者がさらなるレベルアップを目指す場合には、これぐらいハードルが高いことをしないと、なかなか上達のペースが上がらないからです。

 

このレベルまでくると、参考書や教材を利用して勉強するといったやりかたでは、なかなか伸びません。英会話スクールなどに通っても、TOEIC900ともなれば一般的にはトップ中のトップなので、チヤホヤされるだけで、あまりレベルの高い教育は受けられません。

 

グループレッスンともなれば、より実力が低い人に合わせたレッスンを一緒に受けなければいけなくなる可能性もあります。

 

そもそも、これぐらいの実力を兼ね備えた生徒を教えるだけのカリキュラムを本格的に兼ね備えている英会話スクールは、そうはないと思います。

 

しかし、同時通訳講座となれば話は違います。同時通訳者を目指すとなると、TOEICでパーフェクトを取ったとしても、まだまだスキル的には足りない世界なので、さらなるレベルアップが求められますが、この通常の英会話学習環境では味わえない緊張感が学習効率をアップさせることにつながります

 

講座には高い目標を持つ意欲的な人が集まってくるので、自分もやらなければと良い刺激を受けることも出来ます。要は環境が違うということです。

 

質の高い環境に身を置くことは、自分を高めるための最良の手段です。同時通訳講座は3ヶ月80,000~100,000円と高額ではありますが、それだけの価値はあると言えます。

 

1ヶ月3万円前後なので、長期的に通い続けるのは、なかなか厳しいと思います。しかし、一度講座を受講して、その高いレベルを経験すれば、そのあとは同じような勉強を独学で続けることも出来るはずです。

 

レベルの高い勉強法を味わうということにも意味があるというわけです。

 

同時通訳講座と同じ勉強を自宅学習に取り入れる方法

 

一度、講座を受講すれば、どんな勉強を行えばいいのかコツが掴めるので、独学でも同じことが出来るようになります。

 

同時通訳者のトレーニングに用いられるのはシャドーイングやディクテーションといった一般的な英語学習でも行われていることなので、決して難しいものではありません。あとはレベルの問題なので、その違いを肌で感じれば、自分だけでも出来るはずです。

 

ちなみに同時通訳講座と同じような内容が勉強出来る通信講座がないかなと思い、アルクを調べてみたのですが、二つほど面白い講座がありました。

 

通訳トレーニング入門映像翻訳Web講座の二つです。

 

通訳トレーニング入門は同時通訳講座の学習内容とほぼ一緒です。レベルは同時通訳講座よりも易しくなっているので、文字通り入門者向けですが、受講料が4ヶ月4万円とリーズナブルなので、いきなり同時通訳講座に通うのはちょっと・・・という人には良いかもしれません。

 

易しいといっても、そもそもが高度なことなので、そう簡単ではありません。通訳トレーニング入門で腕を磨いて、同時通訳講座に通うというのもアリです。

 

映像翻訳Web講座は海外のドラマや映画に字幕をつけるという、かなり特殊なスキルを身につけるための講座ですが、やはりこれも高度な英語力が求められるので、英会話スキルのブラッシュアップにもプラスになるのは間違いありません。

 

何よりも、常に生きた英語と接することが出来るというのは大きな強みです。

 

また、映像翻訳Web講座の場合、一定のカリキュラムを消化するとプロデビューのための『トライアル』に挑戦する権利を自動的に得ることが出来て、そこで合格すればプロとして仕事を受注出来るようになるということで、将来的に仕事を得るというイメージで勉強することも可能です。

 

上級者が英会話スキルを伸ばそうと思ったら、英語のプロを目指すほうが速い

 

こうやって見ると一目瞭然ですが、TOEICで900ぐらいのスキルを持つ人が、さらなるレベルアップを本気で目指そうとしたら、プロとしての道が開けてくるということです。

 

TOEICで900という実力者は、それだけの位置にあるということですね。実際にプロを目指すかどうかはともかく、それぐらいの勉強をする必要があるということであれば、どうせならプロを目指してしまおうという発想もあります。

 

特に専門講座を受講するとなったら、お金がかかるので、そのお金を活かす意味でも、プロを目指すというのは、悪くない発想です。プロになれるぐらいのスキルを身につけておけば、それを仕事にするのもしないのも好みの問題です。

 

人生の選択肢を広げる意味でも、こういった考え方もアリなのかなと思います。何よりも、これぐらいの英語力を身につけた人って、基本的に英会話が好きですよね。だったら、とことんやるほうが充実した楽しい毎日を送れるような気がします^^