英語を本気で身につけるために、最も重要なことは長期戦を覚悟することであると、個人的には思います。これは自らの経験も踏まえてのことですが、そう簡単に外国語をマスターすることなどできません。
語学留学のような1日中、英語を勉強出来る環境にあったとしても、最低でも1年ぐらいはかかると思います。まして、日本で働きながら毎日少しずつ勉強するといった状況では5年や10年はかかると考えたほうがいいでしょう。
正直、ここまでくると、実質的には時間を気にせず、話せるようになるまで勉強を続けるといった感じになります。勉強を生活の一部とするぐらいのことが必要ですが、要はそこまでの覚悟が出来るかという問題となります。
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ちなみに、ここで言う『マスターする』というのは、ネイティブと意思疎通が問題なく出来るという状態と仮定しています。
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英語は使いながら覚える
もし、勉強する目的が仕事で英会話が必要といった現実的な必要性に迫られてのことだった場合、現実的には英語を覚えて仕事をするということではなく、仕事を使いつつ、勉強も続けて、実力をアップさせていくと考えたほうがいいです。
ちょっと分かりづらい説明かもしれませんが、ここでお伝えしたいことは次のようなことです。
・どこまで勉強しても不十分なので、常に勉強を続けていかなければいけない・ゴールがないので、話せるようになるまで待つことは出来ない
先ほども触れたように、ある程度、外国語を使えるようになるまでにも5年や10年はかかります。仕事で使わなければいけないという場合、そんなに待つことは出来ません。
最低限、必要なことを覚えたら、あとは不十分な状態のままで使っていくしかありません。そして、その状態は何年も続くので、英語を仕事で使うという実践と、実力をつけるための勉強は同時並行にならざるを得ないということです。
これは、あなたがこれから英語を使う仕事に就きたいと考えている場合でも同様です。こんな仕事がしたいという夢があったとして、言葉が出来るようになるまで待っていたら、いつまで経っても、その仕事に就くことは出来ません。
現実的には、その仕事で求められる必要最低限の言葉を身につけたら、その仕事に就いて、働きながら語学力をブラッシュアップしていくことになります。
英語に携わるなら、一生続ける覚悟が必要
趣味で勉強するということであれば話は別ですが、実用的な目的で勉強するのであれば、一度始めたら、死ぬまで続けるぐらいの覚悟はすべきです。
死ぬまでというのは大げさにしても、英語を使う仕事から離れるまでは続ける必要はあります。いずれにしても10年・20年といったスパンになります。
それぐらいの長い目で見たほうがいいです。そんなことは出来ないという人は、なまじっか勉強しようとは思わないことです。中途半端に終わってしまい、結局勉強した時間だけが無駄になってしまう可能性があります。
今はユニクロや楽天のように、社内の公用語を英語にするといった企業も出てきているので、否応なく英会話を勉強させられるという状況にある人もいると思いますが、どんな理由があるにしても、一度勉強すると決めたのであれば、長期戦を覚悟することです。
英語の勉強を長期的に続けるためのコツ
長い期間に渡って、言葉の勉強を続けるには、毎日少しずつがキーワードです。毎日全力投球をしていたら、絶対に続きません。
1日30分でも1時間でもいいので、無理無く出来る範囲内で続けることです。そして、必ず一定のペースを守ることです。そうすることで、リズムが出てきて無理無く続けることが出来ます。
短期決戦でどうにかしようとすると、うまくいくことはありません。英語はワイン作りのようなものです。長い時間をかけて、ジックリ熟成させなければどうにもなりません。焦らずにジックリといきましょう。