英語の勉強法については、目的によっても、やりかたが違ってくるのですが、英会話=英語を話せるようになるための勉強法として最も基本的な学習プロセスというのは、次のようなパターンだろうと考えています。
※管理人の個人的な意見なので、絶対的に正しいというわけではありませんが、何らかの参考にはなるかなと思います。
1.発音を学ぶ
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2.基礎的な文法知識を学ぶ
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3.初心者向けの参考書や教材を使って知識量を増やしていく
これは私自身の個人的な意見ですが、語学というのは知識量と実践力がポイントと思っています。
まず、知識量ですが、語学=知識です。単語の意味が分からなければ、文章を読んでも、人の話を聞いても分かります。知っている単語の数、フレーズの数を増やせば増やすほど、理解力もあがってきます。そのためには、一つずつ覚えていくしかありません。
次に実践力ですが、英語に関する知識は豊富なのに、さっぱり話せない人が多いということからも、知識を身につけるだけではダメということがわかります。身につけた知識を自由自在に活用するスキルが必要となりますが、それが実践力です。
実践力をつけるには、実際に英語を口に出して話してみるという経験を重ねることが一番です。そのため、英語の勉強というのは基本的に、知識を覚えながら、その一方で口に出すトレーニングを重ねるということになります。
あとは、どれだけ積み重ねるのかということになり、簡単に言えば学習に投資した時間の量に比例します。勉強に費やした時間が多ければ多いほど実力が身に付くということです。
案外単純なのですが、初心者の場合、その前に押さえておくべきポイントが2つあります。発音と文法です。
この2つはコトバの基礎=土台となるものといえます。コトバというのは、単語と単語の組み合わせから成り立つものですがその組み合わせのルールに当たるのが文法です。ですから、文法の知識無しに語学を覚えようとするのは、ルールを知らずにゲームを始めようとするようなものです。
ルールを知らずに勝てるわけがないですよね。それと一緒で文法知識無しでは、語学は身につかないでしょう。
※文法もパターンなので、勉強しなくても実践のなかで体で覚えるということもできるのですが、効率を考えると、知識として勉強して覚えたほうが速いです。
発音に関する知識も重要です。特に英語の発音は日本語の発音とは違うので、日本人が知識無しの状態で、正確に英語を発音することは厳しいです。
聴力が優れている人であれば、ネイティブが話をしているのを聴いて、完璧に真似ることが出来るかもしれませんが、普通の日本人はどうしてもその単語のスペルを日本語流に解釈して、発音してしまいます。
これは日本人の英語がなかなか通じないという理由でもありますし、リスニングに苦労する理由でもあります。
たとえば、『set』という単語は、日本語の発音で考えると『セット』になりますが、英語の場合、『セッ』というほうが近いです。でも、日本人は『set=セット』と覚えているので、『セッ』と耳にしたとき『set』と分からないわけです。
(読めば分かるのに聴いても分からないという原因がこれです。)
ですから、発音と文法に関する知識は最初に勉強しておきましょう。発音は参考書1冊を買って、その内容を覚える、文法知識も高校生が使うような参考書を1冊用意して勉強すればOKです。
こちらのページ『英会話初心者におススメの参考書:文法&発音』に初心者向けの本をまとめていますので、参考にしてください。
発音と文法の知識を身につけたら、第二段階となります。第二段階の学習法については、下記のページを参照してください。