ライティングの勉強法として、写経とセットでオススメしたいのが『訳文と照らし合わせながら
書いてみる』というものです。

 

※写経については、こちらのページ『オススメライティング勉強法(1)写経というやりかた』で説明しています。

 

このやりかたですが、まず英文と翻訳文をセットで用意します。たとえば、下記のような感じです。

 

挨拶文サンプル(日本語)

はじめまして。
私は日本で小さいながらもビジネスをやっているものですが、御社から商品を購入させて
頂きたいと考えています。卸販売に応じて頂けるかどうかお知らせください。

 

もし応じて頂けるようでしたら、合わせて取引条件についても教えて頂ければ幸いです。お返事をお待ちしております。

 

住所 名前

 

   ↓

 

挨拶文サンプル(英語)

Dear Sirs,

 

Hello, Thank you for reading.

 

I am Japanese and have a small webshop in Japan and am interested in merchandise
from you for resale at my store if a wholesale order is acceptable to you.

 

If so, I would appreciate receiving a wholesale price list with details of your trade terms.

 

I look forward to hearing from you soon.

 

Best Regards,

 

ちょっとしたビジネスレターの英文と訳文のセットです。

 

日本語文をみて、一文ずつ英語に書き直していきます。日本語文をみて、頭のなかで
『どんな英文にすればいいのだろう?』と考えて、その後に英文を見ます。

 

それで内容を確認して、その英文を書き写します。終わったら、また次の日本語文をみて、同じことを繰り返します。

 

これも写経のようなものですが、一度自分で、どんな英文にすればいいのかというのを
頭で考えるというのがポイントです。

 

これだけで、英文を見たときの理解度と吸収度が違ってきます。記憶にも残りやすいので、
覚えも良くなります。

 

英訳については、時間をかけて考える必要はありません。分からなければ分からないで構いません。
一度考えてみようとすることが大切です。

 

そうすると、訳せなかったときにも、英文を見たときに『こんなふうにすればいいんだ』、
『自分の考えとは、ここが違っていたので、うまく英訳出来なかったんだ』という問題点が見えてきます。

 

日本語文を英訳できない最大の原因は、直訳しようとすること=日本語の順番で英語に
おきかえようとすることです。このトレーニングをすることで、その点を認識することができます。

 

事実を認識することが出来れば、それを修正するのは簡単ですから、だんだん英語の
ライティングパターンが身についてきます。上記のような短い文章で構わないので、継続的に少しずつ取り組んでみてください。