英語のリーディングスキルを上達させるための学習法をまとめてみました。初級、中級、上級の3段階に分けています。

 

おおまかな分類となりますが、それぞれのレベルの目安をまとめてありますので、中身を読んで自分に合っていそうだなと思うところから始めてみてください。

 

初級者向けのリーディング勉強法

[レベル:英検3級以下、TOEIC400レベル、中学卒業程度]

 

1:英語の辞書と友達になろう

このレベルの英語学習者にとっては、出てくる単語が全て真新しいものにみえると思います。こうしたときには上級者がやっているような『前後の文章から意味を予測してみよう』なんてことは不可能です。

知らない単語が出てきたら素直に辞書で調べて覚える。それを繰り返しましょう。その地味な繰り返しが知らぬ間にあなたの語彙力をアップさせてくれます。そのときには英和辞典があなたの大切なパートナーになります。辞書と友達になりましょう。

 

ちなみに辞書に関しては、英和よりも英英辞典のほうが良いという話もありますが、個人的な経験として言えば、英和辞典でもいいと思います。私はこれまで、ずっと英和辞典を利用してきていますが、特に支障をきたすことはありませんでした。

 

どちらでも使いやすいほうを選択するのがベストかなと思います。

 

2:単語帳は使うな!

語彙力の無さを実感すると、それを何とか克服しようとしてひたすら単語を丸暗記しようとする人が多いのですが、丸暗記で英単語を覚えるやり方には無理があります。

 

これは日本語でもそうです。ニュースで頻繁に聞くコトバや友達と話題になるようなコトバはすぐ覚えられますが、それはそのコトバの背景や使い方も一緒に覚えているからです。

 

無意識ですから気づかないかもしれませんが、単語だけで覚えようとすると、日本語でも難しいものです。英語であればなおさらです。

語彙力を増やすには、英文を読みながら文章のなかで覚えていくのが一番です。英単語は暗記して覚えるものではなく、自然に頭に入っているものと考えてください。

3:多読より精読

多読というのは、細かいところは気にせずにとにかく文章を読み進めていこうというリーディングの学習方法ですが、これは初心者向けの方法ではありません。この時期はむしろ、一つ一つ単語の意味を調べながら読み進めていく精読のほうが効果があります。スピードも気にせず、理解することを第一に考えて学習していきましょう。

 

4:やさしい英語の文章を声に出しながら読もう

今では、初心者向けに使用単語数を少なくした本がたくさん出ています。とはいっても、内容は読み物として優れていますから面白いです。こういった本を読みながら、少しずつ語彙力をつけていくのがベストです。

そして、そのときに忘れてはならないのが声に出して読むこと。いわゆる『音読』です。簡単なことですが、これだけで記憶の定着率が大きくアップします。特に覚えてもすぐ忘れしまうと悩んでいる人には、是非取り入れてほしい学習法です。

 

英語のリーディンを勉強するときの基本中の基本が『音読』と思ってください。

 

リーディングスキルを上達させるための初級者向け英語教材

 

●『ボキャビルマラソン』(アルク)

英語学習者が効率よく語彙力をUPできるように構成された通信講座。カバーしている単語を絞りに絞っているので、最重要単語を短期間で学習することが出来ます。語彙力の不足に悩んでいる人には必ず受けてほしいぐらいの超オススメ講座です。

 

●『Big Fat Cat and The Mustard PieBFC BOOKS』(ダイヤモンド社)

一躍ベストセラーになったあまりにも有名なシリーズ。人気の秘訣はストーリーの良さと気持ち良く読み進められるように構成された文章。文法のチェックと語彙力アップの一石二鳥が期待できる本です。

 

●『Cat in the Hat (Beg 1)

小学生低学年の子供を対象にした本であるが、英語の学習用として読むには最適。50年以上に渡って読み続けられているベストセラー。

 

●『イングリッシュキング』(アルク)

音読をテーマにした通信講座。使用する単語を中学レベルに限定したテキストを使用することによって、フラストレーションを感じることなく音読に取り組めるようになっています。
この講座を修了する頃には、音読をする習慣が無理なく身についているでしょう。でも、音読という学習法は自分1人でも出来ると思いますので、最初からこういった講座をお金を出して受ける必要はないかもしれません。

 

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中級者向けのリーディング勉強法

[レベル:英検2級、TOEIC500~600レベル、高校卒業程度]

 

1:生の英語に接しよう

生の英語というのは、ネイティブの人が日常生活で普通に接している英語ということ。

 

初級レベルでは英語学習者用に書かれたもの、あるいはネイティブの子供(コトバを覚えている途中という意味ではやはり英語学習者)向けに書かれたものを中心に読むのが普通ですが、中級レベルの人は、手加減された英語の文章を読むだけでは実力が伸びません。

 

手加減なしの文章も読み始めてください。もちろん、このレベルでは出来るだけ易しいものを読むのがベストです。

 

2:多読も始めよう

知らないコトバを辞書で調べて語彙力を増やす読み方(精読)をする一方で、わからない語句はとばして読み進めていく多読も始めてみてください。これは読むスピードを上げる効果と、全体の流れをつかむ能力を鍛えることになります。

 

中級者向け:英語のリーディングスキルを上達させるためのオススメ教材

 

●『ボキャビルマラソンパワーアップコース』(アルク)

初級者向け教材で紹介した講座のアップグレード版。日常会話を対象した「ボキャビルマラソン」に対して、こちらは英字新聞や雑誌に登場する単語、ビジネスシーンで必要とされる単語に焦点を当てています。レベルとしてはTOEIC860ということですので、ハイレベルですが、中級者であればついていけると思います。

 

●『JAPAN TIMES

日本在住の外国人を対象にした英字新聞。あまり難解な単語は出てこないのが特徴。日本をテーマにした記事なので内容を理解しやすいため、英語学習者にとって入門用の英字新聞として高い人気を誇っています。

 

●『Readers Digest』

社会問題から身近な話題まで、幅広く扱っている雑誌。記事の背景を知らない人でもわかりやすく理解できるように書かれているので、非常に読みやすいです。使用されている語彙が平易なものであるのも特徴です。日本で購入するのは難しいかもしれませんが、HPがあるので、そちらを読むだけでもいいかもしれません。

http://www.rd.com/index.jhtml

ちなみに、私の場合、地元の図書館でみつけました。

 

●『小分割/和英順 シャーロックホームズ』(李想社)

小説のシャーロックホームズを音読しているCDです。フレーズごとに日本語と英語が交互に流れてくる形式になっています。日本語抜きで英語だけが流れてくる形式も一緒についてきているので、音読やディクテーションの教材としてもいいですし、小説だけにテキストはそのままリーディング用の教材に早代わりします。
娯楽小説なので、内容も楽しめますからオススメです。ただ、この手の小説が好きでない人は、わざわざ無理に使うことはないです。

 

 

上級者向けのリーディング勉強法

[レベル:英検準1級以上、TOEIC650~]

 

1:手当たり次第に英語を読もう

このレベルまでくればかなりの実力がついているので、大抵のものは読み進めることが出来るはずです。ここからは、少し特殊なもの、マニアックなものにも挑戦してみましょう。

 

特に自分の趣味に関することであれば、無理なく理解できますし、そういった分野の英語を身につけることで、会話をするときのネタにもなります。

 

2:英語が生活の一部になるかどうかがポイント

英語を勉強するために読むというのではなく、情報を得るために、または楽しむために読んでいて、気がつけば自然と力がついているというパターンがベスト。

 

毎日、新聞を読んでいるのであれば、英字新聞に切り替えるとか、小説を読むのが好きなのであれば、ペーパーバックに切り替えるというように、英語が生活の一部になるように工夫してみましょう。

 

上級者向け:英語のリーディングスキルを上達させるためのオススメ教材

 

●『The ECOMOMIST

イギリスで発行されている週刊誌。ボリュームがあり、内容も全世界の注目すべきニュースを政治・経済から文化まで幅広く網羅している。

 

知識層の間ではTIMEやNEWSWEEK以上に読まれています。この手の分野に疎い人でも、理解出来るように書かれているので、TIMEなどよりはよっぽど読みやすいです。ホームページもあります。

http://www.economist.com/

 

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