『かかってこい!英会話』のようなサイトを運営していると、英語学習に関する情報が何かと入ってきます。最近、面白いサイトをみつけました。『漫glish』というサイトです。

 

英会話スクールのサイトなのですが、漫画をテキストに使っているという一風変わったスクールです。使用されているのはワンピースやスラムダンク、のだめカンタービレ、ドラえもんといった日本の大人気漫画ばかりなので、英語の勉強を抜きにして楽しめそうです^^

 

このサイトをみて思い出したのですが、漫画というのは英語学習の素材として、実はかなりオススメです。

 

ご存じの方も多いと思いますが、英語学習者向けに漫画の英訳版というのは色々なものが出版されていて、今ではどこの本屋でも語学書コーナーに行けば見かけるようになりました。

 

私自身、漫画の英訳本を英語の勉強に使っていた経験があります。大の漫画好きということもあるのですが、それ以上に生きた会話フレーズを学ぶことが出来るからです。

 

私が英訳版の漫画に初めて手を出した時というのは、市販のフレーズ集を使って、次から次へとフレーズを頭にたたき込んでいた時期でした。

 

もちろん、これはこれで役に立っていたのですが、不満だったのが会話っぽくない、妙に構えたお行儀の良い表現ばかりだったことです。実際の会話で使われているのは、一般的なフレーズ集に収録されているものとは微妙に違います。

 

かと言って、『生きた英語』といった文句の本をみるとスラング集だったりして、それもちょっと違うなというところで、どうすれば勉強できるのかなと模索していました。

 

その時、『これこれ!』と思った本が『尚もやさしいアメリカ日常語』というフレーズ集です。一般的にはあまり人気がなかったのか、今は古本屋でしか見かけないのですが、日常生活の中ですぐに使える表現ばかりが収録されていて夢中になって読みました。

 

アメリカ留学中、生活のなかで『これって、英語だとどんな風に言えばいいの?』と悩む場面が数多くありましたが、その悩みに対する回答がたくさん載っていて本当に助かりました。

 

今でも個人的にはNo.1の語学フレーズ集なのですが、シリーズを全て完読してしまい、さて次はどうしよう?と途方に暮れたときにたどり着いたのが漫画でした。

 

漫画は生きた会話の宝庫なので、まさにピッタリです。しかも、漫画は数に限りがないので幾らでも題材に困ることはありません。

 

(尚もやさしいアメリカ日常語で感じたのですが、本気で英語を勉強していくと、1000や2000といった数では全然足りません。題材は無限にあったほうがいいです。)

 

好きな漫画であればストーリーも熟知しているだけに英語も頭に入ってきやすいですし、何より勉強という感じがせず楽しく学べます。

 

これは英語に慣れていない人、苦手意識がある人にとっては、英語に馴染むキッカケとして非常に役立つと思います。

 

幸い、今ではラインナップが増えているので、自分が好きな漫画の英訳版が必ずみつかるはずです。漫画好きには英語学習の選択肢として、是非考えてほしいです。初心者から上級者まで活用出来る学習素材です。

 

最後に『漫glish』というサイトについては、私自身は受講したことがないのでサービス内容やレッスンの質については全く分かりません。

 

ただ、普通の英会話レッスンは受講したけど面白くなくて続けられなかった(あるいは、続ける自信がない)という人にとっては、1つの選択肢になるような気がしました。