私は結果的に英語をそれなりに話せるようになるためにかなりのお金を使ってきました。書籍も2,30冊は購入していますし、アルクの通信講座も受けました。英会話学校へも行ったことがあります。
語学習得が目的ではありませんでしたが、アメリカへ留学したこともあります。要するに英会話を勉強する人が選択するであろう学習手段をほぼ全て経験しました。具体的に列記してみると次のようになります。
- Aラジオ英会話: 300円/1ヶ月
- Bやさしいアメリカ日常語(書籍):約900円
- Cアルク通信講座(TOEFLマラソン):42,000円
- Dコインの冒険(教材):48,000円
- E英会話スクール(NOVA):300,000円
- F留学(2年間):6,000,000円
さて、ここで問題です。私にとって役にたった順にこれらを並びかえるとしたらどうなると思いますか。ちょっと考えてみてください。
答えですが、A⇒B⇒F⇒D⇒C⇒Eの順になります。費用と効果が一致していないのがわかりますね。実際、最も効果があると思っている二つの教材は1000円以下ですから。(笑)
ただ、ここで誤解してほしくないのは留学が役にたたないとか、英会話学校は無駄というわけではありません。実際にこれだけの費用に見合う成果をあげている人もたくさんいますから。
私がここでいいたいのはただ一つ、お金をかけられないことは英語をマスターできない理由にはならないということです。特に今のように英語関係のHPやメルマガが山ほどある日本においてはそれこそまったくお金をかけずに勉強することも可能です。
というより、日本人にとって日本ほど英語を勉強するために優れた環境はないと思っています。英語は決して帰国子女や留学体験組の特権ではありません。日本から1歩もでなくても話せるようになります。がんばってください。
これだけだと、単なる説教になってしまうので教材の選び方のポイントをお教えします。といっても単純です。とにかく数多くの教材を試してみてください。やっぱり、実際に自分で使ってみないとわかりません。
書籍であれば本屋で立ち読みしてみたり、図書館を利用するのも手です。また、通信講座や通販で購入する教材であれば7~10日間の試用期間が設けられていますのでそれを利用しましょう。
もし、英語を勉強しているお友達がいるのであれば、お互いに貸し合うのもいいと思います。そうやって色々試してみると、なぜか「私はこれが好き」という教材が出てきます。
そうしたらその教材を何度も何度も繰り返し使ってください。それが一番の方法です。もし、私の感想でよければ、HPで公開していますので参考にしてみてください。あと、メールを下されば、個別でも相談にのりますのでご連絡ください。
私の場合、本当に自分にぴったりの教材をみつけられました。あなたもみつけられるといいですね。
最後になりますが、語学習得の手段としての留学は、できれば止めたほうがいいと思います。当たり前ですが、語学学校というのはアメリカでも英語を話せない人間が集まってくるところです。ですから、Nativeの人間と知り合う機会ってそんなにないんです。
私も大学に行く前に現地の語学学校に1ヵ月通っていたことがあります。(完全に遊び目的でしたが・・・)そこでの生活は、英語を話すのは授業中とホームステイ先の家族との簡単な会話だけでした。それ以外は殆ど日本人同士で行動していましたから・・・
よく日本人のあいだで話をしていたのが、「これでホームステイしていなかったら、駅前留学だな」というもの。でも、それを分かりつつもぬるま湯に浸っているというのが実情でした。それを考えると、高い費用を払ってまで・・・というのが私の意見です。
でも、私は留学自体には大賛成です。ホント、日本人全員が1度は行くべきだとさえ思っています。それは、違う国で違う文化の人達と触れ合うことが、その人の人生にとって素晴らしい財産になるからです。本当に世界感が変わります。
ただ、そのためには前提としてキチンとコミュニケーションが出来なければいけません。ですから、コトバを覚えるために海外へ行くのではなく、コトバを覚えたうえで海外へ行くのがベストです。もちろん、コトバを喋れなくてもコミュニケーションをとれるなんて人は気にする必要はありませんが。
とにかく、現地の人とコミュニケーションをとれれば、留学生活はかけがえのないものになります。素晴らしい世界があなたを待っていますよ!