普段はあまり気にしませんが、英語の中では元々の由来を調べてみると、思わず感動してしまうような深い意味を持っている単語が数多くあります。今日はそのなかの一つを紹介したいと思います。
時間の流れとして過去・現在・未来って言いますよね。この「現在」というのは英語では「present」といいますが、この英単語にはもう一つ、誰でも知っている意味があります。そう、「贈り物」の「プレゼント」です。
なぜ「現在」と「贈り物」が一緒のコトバなのか?偶然ではなく、キチンとした理由があるそうです。
ちょっと難しい話になりますが、人間社会の中では「差」というものが存在します。例えば「お金持ち」と「貧乏な人」、「スポーツマン」と「運動オンチ」、「ハンサム」と「ぶさいく」完全に平等ということはありません。ある人は他の人より恵まれているということが必ずあります。
そんな世の中で一つだけ、平等なものがあります。それが時間です。どんな大金持ちやスーパースターであっても時間を増やすことはできません。1日は24時間、これを変えることは誰にも出来ません。
お金が欲しければ努力と運次第で手にすることができます。能力も身につけることが出来ますし、今なら自分が望むルックスも手にすることが出来ます。
でも、時間だけはどうにもなりません。そう考えると、時間の大切さがよく分かります。一瞬でも無駄に出来ないかけがえのないものということが実感できます。素晴らしい価値を持っているものなのです。
素晴らしいもの、でも人間にはどうすることも出来ないもの、それが時間です。だから、昔の人は時間を「神様からの贈り物」と考えました。だから「プレゼント」なのです。
ちなみになぜ、「現在」だけが「プレゼント」なのか?
それは過去や未来には人は生きられないからです。一瞬、一瞬が全てということですね。あまり深く考えると頭が痛くなってきますが、同時に何か心に感じるものがある話だと思いませんか?