こちらのページで、今年の秋に仕事でラスベガスに行くことになり、英語のブラッシュアップをしているという話をしましたが、仕事で忙しい毎日のなか、いかに効率良く英語を勉強するか苦心しています。

 

さすがに、学生時代のように毎日2時間・3時間と勉強することは不可能です。正直なところ、1時間もキツイです。そこでなるべく質的効果を高めるべく、勉強法を工夫しています。その一つが、オンライン英会話スクールの受講です。自宅にいながら受講出来るということで、時間の節約になっています。

 

それと併用して取り組んでいるのが音読です。英語のフレーズを自然に覚えるまで何度も繰り返し、ひたすら口にします。単純な勉強法ですが、学習効果が高いやりかたというのは、昔から知っていたので改めて実践しています。

今、利用しているのは『話すための英文法』という本です。アマゾンで評判が良かったので、試しに買ってみたのですが、大正解でした。

 

英文法という名前がついていますが、一般的な文法書のイメージとは違います。

 

下記の写真を見て頂ければ分かりますが、左に英語、右に日本語が並んでいるフレーズ集そのものです。ただし、見開き2ページを1項目として、それぞれにテーマとなる文法知識があるので、分からないところがあれば、本の後ろにある解説ページを読んで確認出来るという仕組みになっています。

 

話すための英文法

 

実は、解説書ページは今初めて見たのですが、分かりやすいですね。これであれば英文法の知識を身につけるという目的でも十分使えます。

 

話すための英文法2

 

 

実践ありきの英文法書

この本を使い始めて、まだ1週間ほどなのですが、かなり気に入っています。それは、登場するフレーズが実践的そのものだからです。覚えておけば、必ず利用する機会があるなと思うフレーズばかりです。

 

こんな言い方をしたかったんだけど、今まで分からなかったという言い方も含まれていて、かなりGOODです。

 

たとえば、上記の写真で撮影したページにあるフレーズなのですが、『何時までお店が開いていますか?』とか、まさに利用する言い方ですよね。でも、いざとなると、どう言ったらいいのか分からない言い方でもあります。

 

答えは『Which hours are you open?』です。Which hoursという発想が出てくるかどうかがポイントですが、日本人にはなかなか出来ない発想だと思います。そのため、丸覚えしてしまうのが速いのですが、こんなフレーズがたくさん出てくるので重宝します。

 

ちなみに、私が利用しているのが最も難易度が高い上級編なので、出てくるフレーズも複雑なものが多いのですが、入門編からレベル別に細かく分かれているので、自分に合ったものから選択すれば、無理無く勉強出来ます。

 

英文法の知識を丸覚えで押さえるという勉強法

話すための英文法』に取り組んでいて、英文法というのを丸覚えしてしまうのもアリだなと感じました。

 

一つずつ知識として頭で理解するのではなく、こういうものとして理屈抜きで覚えてしまうというやりかたです。

 

たとえば『If you could lower the price by 30% more, I’d take this car.』というフレーズがあります。日本語に訳すると『あと3割引いてくれたら、この車を買います』という値引き交渉のフレーズです。

 

If you could+過去形というのが構文で『~してくれるなら●●する』という意味の構文になりますが、この構文をパターンとして覚えるより、『If you could lower the price by 30% more, I’d take this car.』というフレーズを覚えてしまったほうが記憶に残るのは速いと思います。

 

値引き交渉を行うケースは幾らでもありますし、単語を変えれば幾らでも応用出来ます。そうやって使っていけば、値引きをする時には、『If you could』と言うんだと覚えられますし、何かを依頼する時にも使えるなと自然に適切な使い方を理解出来るようにもなります。

 

それが出来る『話すための英文法』は秀逸な本だなと思います。

 

苦手意識が強い人にお薦めの勉強法

最後に、どうしても英文法の理解が進まないという方は、プロの講師から直接教えてもらうことをお薦めします。

 

ただし、重要なのは日本人に教えてもらうということです。英会話スクールのネイティブ講師に教わるなんてことをしてはいけません。文法知識を英語で教えてもらっても理解出来ないからです。(理解出来るぐらいだったら、そもそも文法に苦戦していることはないでしょう。)

分からないところは日本語で説明を受けたほうが、キチンと理解出来ます。日本人が苦手なポイントというのは共通しているので、日本人同士だと出来ない理由も察してもらえます。それだけに事が進むのが速いと言えます。

 

一番確実な方法ですが、問題なのは民間の英会話スクールだと、あまり文法には力を入れていないので、教えてもらえる先生が探しにくいということです。

 

中学・高校・大学であれば、学校の先生に聞けばいいので簡単ですが、社会人の場合、そう簡単にはいきません。(なので、学生さんは在学中に英文法は、しっかり身につけておきましょう。最も文法を勉強しやすい時期と言えます。)

 

案外、個人で行っている小さな英語教室などのほうが対応してくれる可能性が高いので、地元の英語教室などを探してみてください。

 

どうしてもみつからないという場合には、『分かる!解ける!英文法』という通信講座をお薦めします。鈴木拓さんというTOEICで満点に近いスコアを何度も取得している日本人が講師を務める講座です。

 

分からないところを直接質問することが出来るので、学校で先生に教わるのと同じ感覚で取り組むことが出来ます。

 

プロに英文法を教わることが出来る数少ない貴重な場の一つです。自分一人では・・・という人は、ぜひチェックしてみてください。