今、私はライティングの勉強に取り組んでいます。仕事で海外向けのHPを作る機会が増えてきて、そのためには英語で文章を書くスキルが必須ということで、ブラッシュアップするためにライティングのトレーニングを始めています。

 

2011年4月現在の話ですが、私の場合、意味が通じる文章を書くことは出来るけど、ところどころ日本人特有の癖がある英語(ネイティブが使わない表現方法、文章スタイル)になってしまったり、書くスピードが遅いので、仕事で使用するスキルとしては難があるといった状態です。

 

表現の悪癖を直すこと、スピードを改善することを最重点課題にして取り組んでいます。後者についてはひたすら書く経験を積むことが最良の方法なので、ここは自分の努力次第でどうにでもなるのですが、前者については自分一人ではなかなか改善出来ません。

 

そこで色々とネットで検索してみつけた通信講座を受けています。Aaron Coachesというサンフランシスコにあるスクールですが、ネイティブ講師が文章を添削したうえで改善のアドバイスをしてくれます。

 

そのアドバイスが、すごく良く、まだ受講してから2ヶ月程度なのですが、かなりスキル改善ができていると実感しています。

 

受講前に『商用サイトを作るため』という目的を伝えていたため、説得力のある文章を分かりやすく書くにはどうすればいいのかというアドバイスもしてくれるので、仕事に即役立つ知識を学ばせてもらっています。

 

私が受講しているのは新聞記事を読んで、自分の意見をまとめるという講座なのですが、記事内容がインターネットやビジネスに関するものなので、読むこと自体が仕事にもつながっていて、全く無駄がありません。

 

こんなふうに受講生の目的に合わせて柔軟に内容を変えるのはアメリカならではなのかなと思います。(日本だとどうしても決まったカリキュラムに沿ってとなるので。)

 

そんなこんなでライティングの勉強を始めているのですが、改めてライティングは全てのスキルに通じるということを実感しています。

 

文章を書くには、当然言葉を知っていなければいけません。そのため文章を書くということは必然的に語彙力のアップやリーディングスキルの上達につながります。(書けることであれば読むこともできます。)

 

英語の文章スタイルに慣れるので、構文や文法知識も身に付きます。書いたことは口に出来るので、書けることが増えれば、話せることも増えます。これはスピーキングスキルがアップすることを意味します。

 

リスニングについても自分が書けることであれば聴き取れます

 

リスニングというのは単純に英語を聴き取る能力を高めれば済むというものではありません。意味を理解できない言葉は耳で聴いても頭に入ってこないので、言葉の意味を理解出来ているか(知っているのか)ということが重要になってきます。

 

語彙力が豊富になればなるほど、英語の表現をたくさん知れば知るほど、リスニングは容易になります。そういった意味でライティングスキルを伸ばすことは間接的にリスニングスキルの上達にも結びつきます。

 

ライティングのトレーニングを本格的に始めてから、まだ2ヶ月ですが私自身、色々な面への効果を実感しています。

 

もしかしたら、これは私が『書くこと』が読む・聴く・話すよりも苦手としていたからかもしれないのですが、日本人にとって書くというのは、一番勉強する機会が少なくなりがちなので、私と同じ感覚の人も多いと思います。

 

そんな人には『書く』ことを英語学習のなかに取り入れることをオススメします。

 

ただ、今回、私が取り組んでいるような添削指導というのは、基礎力がある人でないと、それほど大きな効果を感じないかもしれません。

 

私自身、元々英文を書くこと自体は出来るので、うまくマッチしましたが、今まで書いた経験がない人の場合、まずは質を気にせず一定量を書くことに専念したほうがいいですし、それは独学でも十分できます。

 

下記のページで独学で出来るライティングの勉強法を紹介していますので、参考にしてみてください。