先日、『語学で身を立てる』という本を図書館でみつけて読んでいるのですが、そのなかで語学力を活かして生計を立てる3つの方法が書かれていました。
英語を武器に仕事をしたいという夢を持っている人にとっては、すごく役に立つことだと感じたのでシェアさせて頂きます。
語学にまつわる職業の分類
- 語学の専門家になる
- 会社に就職して、そのなかで語学を活かして働く
- 語学力を活かして自分でビジネスを行う
1は通訳や翻訳、観光ガイド、語学教師といった、まさに語学スキルと直結する仕事です。語学のエキスパートになるとも言えます。
2はたとえば、商社や自動車メーカーに就職して、海外との接点が強い部署で働くとか、貿易事務に携わるといった形です。もっと単純にいえば、外資系の会社で働くといったこともそうですね。
この3つの分類の中では、最も仕事の数が多いです。グローバル化の時代、企業にとっても英語は必須になってきたので、語学に堪能が人間に対する潜在的な需要は大きいです。
私も昔、外資系の製薬会社や自動車部品製造会社で働いていましたが、英語が出来るというだけで重宝されました。ただし、語学はあくまでもツールであり、仕事として与えられた業務が普通にこなせることが大前提です。(私の場合、生産管理という工場で使う原材料を調達・手配する仕事でした。)
英語はオマケみたいなものですが、逆に職種の幅は広く可能性もいっぱいです。地方で英語が出来る社員が少ない職場だと、経営会議に通訳としてかり出されるなど、普通の社員では接することが出来ないような人達とも一緒に仕事が出来たりして楽しいです。
反面、便利屋として、あちこちの部署から頼られて多忙になりやすいというデメリットもありますが、これも前向きに捉えればチャンスと言えます。
3は自分で英会話教室を開くとか、海外の業者と直取引で商品を仕入れて日本で販売するといった、自分で商売を行うというやりかたです。身近な例でいえば、海外の通販で購入したものをヤフオクで売るといった感じでしょうか。
独立起業というのは簡単なことではありませんが、やりがいのあることでもあります。インターネットを使えば、少ない元手で始めることが出来ますし、在日外国人相手のサービスなど、ちょっと視点を変えれば、チャンスは広がります。
ただし、英語講師というような語学スキルそのもので食べていくのは大変なので、2と同じように英語をツールとして使う形を考えたほうがいいです。
自立した考えが大前提
いずれの選択をするにしても、自己責任で取り組むことが出来るのが大前提です。自分が何をやりたいのか、どんな人生を歩みたいのかということをしっかりと考えて決断を下すことが重要です。
友達がこう言っていたから、雑誌でこの仕事が有望と書いてあったからといったような、周りの意見に流されるような形で仕事を選ぶのはNGです。こういった考え方だと、何を選択してもうまくいくことはないでしょう。
自分で考えることが重要です。この姿勢さえあれば、英語はあなたにとって大きな力となるはずです。