日本人が、日頃の感覚で話をすると、やりがちな失敗が話の流れを逆にしてしまうことです。たとえば、あなたが引越しをするとして、その手続きのため電力会社に電話をしたとします。

 

日本の場合、『引越ししたいんですが』といえば、相手はすぐに引越しの手続きということを理解してくれますよね。

 

しかし、これをアメリカで『I’d like to move』というふうに話をしたら、『Then call a mover.』(それなら、引越し業者に電話しなさい)というふうに答えられるのがオチです。

 

アメリカで引越しの手続きを希望する旨を伝える場合、『I’d like to have my service changed because I am moving.(引越しをするので、電話移転の手続きをお願いします。)というふうにはっきりと伝えなければいけません。

 

日本人からすると、『なぜ、引越ししたいで通じないの?』と思うかもしれませんが、これがコミュニケーションスタイルの差です。英語では、まず結論をはっきり伝えるのが話の順序となります。これは必須です。

 

ちなみに、私は大学院に留学していたとき、このことを徹底させられたので、それ以来、日本で話をするときにも結論から話をするようにしているのですが、意思の疎通が図りやすくて、とてもスムーズにやりとりが出来ています。

 

結論から入ったほうが、相手も話に興味を持ってくれやすいので、コミュニケーション法として、普通に取り入れていいと思います。