何度もお話しているように英語を習得するにはそれなりの時間がかかります。
しかし、それまで英語で話さないというのではつまらなくて勉強が続かないでしょうし、人によっては嫌でも英語で話さなければならないんだ、という人もいると思います。ですから、なるべく効率的な勉強法、少ない努力で会話力をつけられる勉強法をとる必要があります。
そんなものがあるのかと思われるでしょうが、ヒントがあります。最近、コミュニケーションの重要性が注目されて、これをテーマにした書籍が数多く出版されているのですが、そのなかで「聞き上手は会話上手」という表現が頻繁に使われています。
要点は「話がうまいと思われている人は、自分ではあまりしゃべらない。相手に快く話をさせる聞き上手が実は話上手である」ということです。
実際に話上手と言われる人は全体の80%は聞き役に回るそうです。考えてみれば、誰でも自分の話をきちんと聞いてもらえる人には好意を持ちますから、理屈に合います。
そして、これが英会話に大きなヒントとなりますが、あなたは気づきましたか?
まず外人さんというのは自分をアピールするのが好きです。ところが、みんながみんなそうですから結果的にいかに自分が話をするかという張り合いになります。
ここがポイントです。この習慣に慣れている外人さんが自分の話を親身になって聞いてあげるあなたと出会ったら・・・
間違いなく好感をもたれます。そうすれば、コミュニケーションの目的も達成したも同然です。
不思議なもので、人というのは自分の言いたいことを全て話せば、次は相手の話を聞いてあげようと気になるものです。ここまでくれば、あなたのたどたどしい英語でも自分から理解しようとする気になっていますから、あなたも自分の言いたいことを伝えやすくなります。
聞き上手になるのが大きな武器となるのです。
聞き上手になるには幾つかポイントがあります。笑顔でいること、相手の話に頻繁にうなずいてあげること、そして適度に相づちをうってあげることです。
相づちの表現さえ覚えてしまえば、あとはボディーランゲージですから誰にでもできます。相づちの表現のレパートリーを増やしてみてはどうですか?