TOEIC250というのはカンタンにいえば、初心者ということですね。このぐらいのスコアの方だと、やることが多すぎて、勉強するにもどこから手をつけていいのか分からないというのが、正直なところだと思います。

 

たしかにこのレベルの方だと、全てのスキルを満遍なく実力アップしていかなければいけないので大変です。でも、帰国子女という人でもない限り、みんなここからスタートしたわけですから、そう考えると、極めて自然なことです。決して焦ることはありません。必ず、いい結果を出すことが出来ます。

 

このページでは、これからという方を対象に、英語を勉強する効率的な順番について、お伝えしていこうと思います。

 

さてその勉強法ですが、まずは土台固めをするのがポイントになります。語学というのは経験を蓄積する以外に身に付ける方法はないのですが、土台がしっかりしていないところに経験を幾ら重ねても、あまり意味はありません。

 

努力を成果に結びつけるためにも、最初にキチンと土台をつくっておきましょう。

 

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文法の基礎を固める

まずは文法です。文法というのはコトバを運用する上での決まりごとですから、文法の知識なしに英語をマスターすることは不可能です。まず最初に取り組むべきことになります。

 

文法というと気難しいというイメージがあるかもしれませんが、それは学校のテストや受験英語のイメージがあるからです。こういったテストはある意味間違わせることが目的なので、わざと難解な問題やひねくれた問題を出したりするものですが、英語を話せるようになるためであれば、それほど難しい知識を覚える必要はありません。

 

高校卒業程度(英検2級程度)の知識があれば十分です。高校生向けの参考書や英検用の参考書を一冊用意して、最初から順番にやるのが一番効率が良いと思います。

 

こういった参考書には、たまに引っ掛け問題のようなものも出てきますが、そういった複雑なことは理解出来なくても問題ありません。本当に基礎の部分さえ出来ればOKです。基本問題さえクリアできれば、応用問題で間違っても、それほど気にすることはありません。

 

でも、最終的には、少しでも高いレベルの知識を身に付けることを目指してください。

 

発音

 

次に発音ですが、あまり日本では重要視されていませんが、とても大切です。コトバというのは、音の塊ですから、音について理解出来なければ、使いこなすことは不可能です。

 

しかも英語と日本語の発音は根本的に違うので、これを理解しておかないと、英語を聴き取れるようにはならないですし、自分が口にした英語がネイティブには通じないということにもなります。

 

もし、あなたの実力がこのレベル(TOEIC250)であれば、日本人英語の悪い癖を身に付けていないということでもあるので、逆にチャンスです。今の時点で、発音を勉強しておけば、特にリスニング・スピーキングで大きな効果が期待できます。

 

発音の勉強は市販の参考書を利用すれば十分です。文法書もそうですが、HPの『オススメの一冊』に紹介してありますので参考にしてください。

 

基礎が終われば、あとは慣れるだけ

 

この二つ=文法と発音が終われば、極論を言えば、あとはどんな勉強法でも構いません。基礎を身に付けたのであれば、あとは慣れること、知識の量を増やすこと、この作業をひたすら繰り返すだけです。

 

英語を読んで、英語を聴いて、フレーズを覚えて、という作業を続けていけば、あとは時間の問題で話せるようになります。
(この時間というのは数年単位ですが。)

 

時間はかかりますが、確実に実力はつきますので、気長に取り組んで頂ければと思います。