■英語の発音を学べる実践的な教材

 

商品概要 パソコンソフトウェア
価格 69,800円(分割払いアリ)
販売元URL 英語の発音.com

 

英語の発音.com 解説(byてつや)

発音矯正を目的とした教材。正しく発音することが出来なければ聴き取ることが出来ず、正しく聴き取ることが出来なければ発音することもできないというように、『発音とリスニングは一体で学ぶもの』というコンセプトのもとに、リスニング能力と発音能力を同時に鍛える内容となっています。

 

このコンセプトは、私自身、痛感していることで、自分でうまく発音できない音というのは聴き取ることも難しいです。

 

私が本気で英語の発音を学んだのは23歳の時、TOEICで満点に近いスコアを取得していたにも関わらず、アメリカに留学したらネイティブの会話を全く聴き取れなくて、かなり焦っていた時でした。

 

どうしようと悩んでいるときに、たまたま発音の本を手にとって、その重要性に気づいて、初めて本格的に勉強したのですが、数時間のトレーニングで、自分の発音が格段に良くなるし、ネイティブの英語もクリアに感じて簡単に聴き取れるようになり、とても驚きました。

 

その経験から、発音はネイティブに通じる英語を話すという意味ではもちろんのこと、リスニングスキルを伸ばすうえでも重要、英語はまず発音から学ぶべきとすら考えています。そのため、こういった教材はいいなと思います。

 

教材の特徴:
感覚的に英語の発音の違いを理解できる学びやすいシステム

この教材は『R』と『L』というふうに日本人には判別しにくい2つの音を対比して、その違いを学ぶことで細かい発音を身につけるという構成になっています。

 

『rack』と『lock』、『link』と『rink』、『led』と『red』、『lay』と『ray』というふうに、様々な対比パターンの単語が出てきます。次から次へと聞くことで、耳を慣らしていきます。

 

下記の画面を見れば分かりますが、何度も好きなだけ聞けるので、違いが分かるまで繰り返すことができます。最初は違いが把握できない言葉でも、何度も聴き返せば、だんだん違いが分かってきます。

 

英語の発音

 

ただし、同じ『l』や『r』でも単語によっては微妙に違うように聞こえます。もちろん、本来は一緒なのですが、そこが別のように聞こえるのが初心者=慣れていない証拠です。

 

これも色々な単語の組み合わせを聞いていけば、この音は、こんなふうに聞こえるという明確なポイントが把握出来るようになってきます。

 

基本的には量稽古の世界ですが、発音の違いに意識が向く構成になっているので、単なる量稽古以上の学習効果が得られます。英語をただ繰り返し聴いているのとは学習効果のレベルが違います。発音を徹底的に学びたいという人は、とてもいい構成です。

 

この教材はインターネット上で行うので、パソコンが必要です。公式サイトに必要な環境が掲載されていますので、確認してみてください。

 

パソコンが苦手で良く分からないという人は、無料お試し版を使ってみれば、自分のパソコン環境で使用できるかどうか確認できます。基本的にはXP以上のOSで過去3年以内に買ったようなパソコンであれば、まず大丈夫だと思います。

 

また、自分で発音したものを録音するので、パソコンにつなげるマイクが必要ですが、こういったもので大丈夫です↓

ELECOM マルチメディアヘッドセット MS-HS58V

 

その気になれば、いくらでも高額のものを探すことが出来ますが、この程度のモノで十分です。

 

リエゾンの勉強もできる

教材はネイティブの発音を聴き取るトレーニングと自分で実際に発音してみるトレーニングから構成されています。聴き取りトレーニングのなかには、リエゾンも入っています。

 

リエゾンというのは、母音と子音がくっついて、1つの音に聞こえるという現象です。

 

たとえば『get on』だったら『ゲット オン』と聞こえるはずですが、実際には『ゲロン』というふうに聞こえたりします。これは、子音の『t』と母音の『o』がくっついてしまうために起きる現象ですが、これがリエゾンです。

 

日本人は慣れていないけど、ネイティブの会話ではごく普通なので、リエゾンを理解できないと現実の場では英語を聴き取ることはできません。このトレーニングが入っているというのは、かなり実践的で、とてもいいと思います。

 

英語の発音を1個ずつ覚えても、それだけでは不十分なので、英語学習者にとっては、非常に有り難いことです。

 

ほかにも、この教材にはパソコンを使った教材ならでの付属機能がついており、そのなかには、重宝するものも幾つかあります。

 

便利な機能1:学習結果を記録できる

自分が理解出来たところ(正解した問題)と理解不十分なところ(不正解の問題)が記録されるようになっています。そのため、自分の弱点が明確になります。

 

弱点を重点的に勉強するようにすれば、効率良く実力を伸ばすことができます。

 

便利な機能2:自分の発音を録音できる

自分の発音をマイクで録音、確認できるようになっています。自分の声を聴く機会というのは、そうありませんが、実際に聴いてみると、自分の想像と違っていて、思わぬ癖や間違いに気づくことが多々あります。

 

『自分の声って、こんななの?』とちょっと変な気分になったりしますが、正確に発音を身につけるうえでは、とても重要な機能です。

 

便利な機能3:ネイティブチェック

この教材には、録音した発音をネイティブにチェックしてもらえるサービスがあります。
(回数制限アリ)

 

何事もそうですが、出来ないうちは、なぜ出来ないのか、その原因を自分で把握できないというケースに直面することが珍しくありません。

 

そんなとき、出来る人からアドバイスをもらえるというのは、とても貴重なことなので、これも有り難いサービスです。

 

※注意
ただネイティブというのは、英語を自然に身につけた人間なので、間違いに気づくことは出来ても、なぜ、間違えてしまうのか、その理由を理解することができないというケースも時には発生すると思います。

理想的なのは、元々、英語が話せなかったけど、勉強して出来るようになったという日本人にチェックしてもらうのがベストです。

なぜ、できないのか、日本人特有の事情を理解しているからです。

 

こんなふうに、英語の発音を学ぶ学習素材としては、かなり整っています。

 

英語の発音を学ぶというのは、知識を学ぶというより、体で覚えるというスポーツのような感覚なので、自分がやっていることをチェックするということが重要になります。

 

その部分が充実しているという点で、この教材は価値があります。

 

身近にチェックしてくれる人(英語が出来る人やネイティブ)がいるようであれば、本を1冊買ってきて自習しながら、たまに自分の発音を隣で聞いていてもらうといった形で取り組むことが可能ですが、そんな人が身近にいないという学習者にとってはいいパートナーになるでしょう。

 

英語の発音.com 体験談(byてつや)

この教材を使ってみた感想ですが、基本的にはいいなと思いつつ、ちょっと自分には厳しいかなと感じることが1つありました。これは私自身の問題とも言えるので、決して、この教材の欠点ということではないのですが・・・

 

それは、自分がうまく発音出来ない時の対処についてです。この教材では、お手本となるネイティブの発音が収録されていて、それを聴いたあと、自分で発音するという構成になっています。

 

その発音を録音できるので聞き返してみると、ネイティブと同じように発音していたつもりが全く違っていたというケースがありました。

 

ちょっと余談ですが、この教材を使う数ヵ月前に、海外旅行に行ってニュージーランドの人達と話をする機会がありました。

 

自分が話したことを、たまに聞き返されることがあり、発音が悪いんだろうなと薄々感じていたのですが、それを明確に実感できました。

 

ちなみに、私の場合、発音というよりアクセントに問題があるようです・・・(^^;

 

話を元に戻すと、自分の間違いに気づけるというのは非常に大きなことで有り難いのですが、ここでちょっと問題が起きました。

 

大半のケースにおいて、ネイティブと自分の発音を聞き比べすることを数回繰り返すことで、ネイティブと同じように発音できるようになりました。

 

矯正できたということになりますが、幾つか、どうしても、うまく発声できないという発音に直面しました。

 

自分では修正しているつもりなんだけど、ネイティブの発音と聞き比べると、明らかに違っています。それはハッキリわかるので、何とか直そうとするのですが、やっぱり出来ません。

 

ここで助けとなったのがネイティブチェックです。録音した自分の発音をチェックしてもらい、アドバイスをもらうことができます。自分では分からない原因を指摘してくれるので、とても重宝します。

 

これがなかったら、最終的に出来ないまま諦めるという結果になっていたと思います。

 

発音の学習を独学で行う時の最大の障害が、本当に出来ているのかどうか確認するのが難しいということです。リスニングやリーディングであれば、答え合わせをすれば結果は一目瞭然ですが、発音となると、そうはいきません。

 

その点、発音というのは英語の勉強のなかで、最も独学が難しいモノかもしれませんが、そこをサポートしてくれるという意味で、この教材の存在価値は大きいです。

 

こんな人にオススメ

  • リスニングが苦手という人(ナチュラルスピードになると聴き取れないという人)
  • ネイティブと会話をした時、聞き返されることが多い人
  • ネイティブと会話をすることが勉強の目的という人
  •  

    ※教材の詳細は販売元のHPで確認してください

    こちら→英語の発音.com

    (講座の内容については、販売元HPのほうが情報が豊富です。興味のある方はそちらで確認されることをオススメします。)

     

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