先日、定期的に自分の英語の実力をチェックする機会を設ければ、英会話学習を続けるためのいいモチベーションになるということを書きました。

 

定期的なレベルチェックはいい英語学習のモチベーションになる

 

このページを読み返して、自分でふと思ったことがあります。それは『定期的って、どれくらいのタイミングにすればいいのだろう?』ということです。英会話学習

 

たとえば、レベルチェックの機会としてTOEICを受験するとします。今は月1回のペースでテストが行われていますが、毎月受験するのは、さすがにやりすぎです。

 

かといって、1年に1回だと間が空きすぎる気がします。では半年ごとが正解なのか、3ヶ月ごとなのか・・・・

 

どれくらいのスパンが一番なのかなと思い、ちょっと考えてみました。

 

勉強時間でタイミングを区切るのが一番

 

何かヒントになる情報がないかなとネットで検索してみたのですが、それで出てきたのが、これです。

 

【TOEICのスコアを100点アップするために必要な学習時間は200時間】

 

これは、昔からよく言われている英会話学習の指針の一つです。TOEICのスコア100アップといっても、400から500にあげるのと、800から900にあげるのとでは難易度が違うので、これほど単純ではないのですが、200時間というのはなかなかいい目安です。

 

200時間も勉強すると、実力の伸びを実感出来るぐらいの変化は起こります。TOEICのようなテストや、ネイティブと会話するといった明らかに英語の実力が試される機会に遭遇すれば尚更です。

 

逆に50時間・100時間といった程度の学習量だと、目に見える変化は感じられないので、中途半端になります。

 

200時間となると、1日1時間で約半年、2時間で3ヶ月です。学生さんなどで、毎日5時間、英会話の勉強をするという人であれば、1ヶ月ちょっとですが、今までの自分の経験から判断すると、悪くないタイミングです。

 

これぐらい勉強したら、腕試しをしてもいいかなという感じで、間隔が間延びすることもなく、ちょうどいいサイクルといえます。

 

英会話の達人になる目安

 

200時間という数字が出たので、ついでに英会話をマスターするまでに、どれくらいの時間が必要なのかということにも触れておきます。

 

まず、通訳のような英語のプロになるには1万時間が必要と言われています。ほぼ日本語と同じように英語を操れる人間になるための学習時間と言えます。

 

また、そこそこ英語が操れるというレベルに達するまでには2000時間と言われています。ここで言う『そこそこ』というのは、英語を学ぶための土台が出来て、ここから先は加速度的に学習効果があがるといった状態です。

 

TOEICでいえば600~700ぐらいのレベルです。1日2時間の勉強を毎日続けて、3年弱ですが、おおよそ、こんなところです。

 

もちろん、大半の日本人は中学や高校で、それなりに英語の勉強をしてきているので、本格的に自分で独学すれば、もっと少ない時間で到達出来ると思います。

 

仕事で使えるようになるいわゆるビジネス英会話のレベルだと、ちょうど、この中間、5000時間ぐらいといったところでしょうか。

 

正直、勉強方法や環境、個人の適性にもよるので、あくまでも目安なのですが、200時間で区切るというのは、絶妙なタイミングだと思います。

 

もちろん、自分に合うように時間を調整してもいいのですが、いずれにしても、英会話の勉強は長丁場なので、こんなふうに適度なサイクルで区切りをつけることをオススメします。気持ちがリフレッシュ出来て、学習意欲が高まること間違いなしです。