英語を勉強している人であれば、映画を字幕無しで観れるようになりたいと1度は思ったことがあるのではないでしょうか?映画を聴き取れるようになりたいと思ったのが、勉強を始めたきっかけという人も多いと思います。
それほど魅力あるテーマである映画は、同時に高い学習効果を期待できるので、意欲を持って取り組んでほしいテーマです。このページでは映画を利用した学習方法を紹介します。最終目標はもちろん、映画を字幕無しで観れるようになることです。
かかってこい!英会話 オススメ学習プラン
何はともあれ、スクリーンプレイ
映画を観たいというぐらいですから、当然映画が大好きという人が多いと思います。そうであるならば、最初から映画をベースに学習を勧めるのがモチベーションを保つうえでも最良の方法です。そこで用意するものがあります。
まずは『スクリーンプレイ』です。これはご存知の方も多いと思いますが映画のスクリプトに解説をくわえた書籍です。普通に本屋さんで手に入ります。映画に登場する全てのセリフに加えて、解説もついていますので非常に分かりやすくなっています。まずはこの本を観ながら映画のセリフを聴いてみましょう。何度も繰り返しれいれば、リスニングの力は自然と身に付いてきます。
また、日本語訳や解説がいらないというのであれば、無料で映画のスクリプトを公開しているサイトが海外にはありますので、そういったサイトを利用するのもいいです。
●映画のスクリプトが無料で入手出来るサイト
『Movie-Page.com』
とりあえず、最低限の文法知識を覚えよう
もし、聴き取れないところがあっても、スクリーンプレイを見れば英文が和訳付きで載っていますし、意味の分からない単語があっても、辞書を引けばいいだけですから問題ありません。、まず語彙に関しては悩むことはないと思います。
問題なのは文法が分からなくて、単語の意味は理解できても文章として理解できないということです。これだけは別に時間をとって勉強しなければいけません。高校レベルまでの文法知識は身につけましょう。
ただ、中学生レベルの文法知識があれば、映画に出てくる殆どのセリフは理解できますので、まずはここを第一目標です。
そのあと、英語を観ることと平行して、ゆっくりと高校レベルの文法知識を身につけていけばいいと思います。参考書のオススメとして『CD付き やりなおし英文法―中学レベルの基礎からはじめる』と『高校総合英語Forest』をあげておきます。
映画にもレベルがあることを覚えておこう
実際に映画を観ながら英語を覚えようとしたときに、気をつけなければいけないことは何を観るかです。学習教材とい観点からチェックすると、理解しやすい映画と理解しにくい映画とがあります。
理解しにくい映画というのは、専門用語が出てきて単語を理解するのが難しい映画、または映画の舞台が田舎という設定で、訛りがあるセリフが多いというような映画です。
映画を選択する目安として、スクリーンプレイではそれぞれの映画に難易度が表示されていますので、自分の英語力に合ったものを選びましょう。最初は初級のものを選ぶのが無難ですが、これはあくまでも目安です。どんなに難しい映画でも「どうしてもこれを観たいんだ」という映画があれば、挑戦してみるのも面白いと思います。
逆に、難易度を気にするあまり、自分の興味がない映画、好きではない映画を選ぶと、当然苦痛になり、勉強自体が嫌になりますからやめましょう。あくまでも、自分の好きな映画を観る、これが基本です。せっかくですから、楽しく勉強しましょう。
バイオリスニングは頼りがいのあるパートナー
映画を使って勉強しようとする学習者にとって、強力なパートナーとなり得るのが『バイオリスニング』です。これは日本人が聴き取りにくい音をクリアにしてくれるので、英語も聴き取りやすくなります。メガネが視力を矯正してくれるように、バイオリスニングはあなたの聴力を矯正してくれますので、手元に置いておくのも一つの手です。
ただし、メガネと違ってバイオリスニングを一日中に耳にして、なんてことは出来ません。いつかはバイオリスニング無しで英語が聴き取れるようになることを、目標にすることを忘れないでください。かなり楽を出来る教材なので、それに甘えないように気をつけたほうがいいですね。