こちらの記事にも書きましたが、先月、ラスベガスに行っていました。約10年ぶりのアメリカで、ばりばりのネイティブと英語で話をするのも久々です。
事前に半年かけて英語の勉強に取り組み、ブラッシュアップしてアメリカに降り立ったのですが、英語に関しては完敗・・・
伝えたいことが口から出てこなくて、毎日歯がゆい思いをしながら過ごしました。自分の語学力が落ちていることは実感していましたが、ここまでかと愕然としました。英語とTOEIC
リスニングについては、おおよそのところは聴き取れましたが、それでもところどころで理解が怪しく、一緒に行った彼女が英語が出来るので、『さっきの人、こう言っていたよね』と確認していたのですが、『違うよ!』と突っ込まれることがたびたびでした。
これは、あまりにも惨いということで、真剣に英語のブラッシュアップに取り組むことにしました。とはいっても、仕事が忙しいので、そう時間を割くことは出来ません。現状では、1日30分というのが無理なく続けられる精一杯の長さです。
そこで、まずは1日30分を厳守して、余裕があれば毎日10分でも20分でも付け足すという形で取り組みことにしました。
加えて、学習の目安が欲しいということで、久々にTOEICを受験することにしました。最後に受験したのが1995年ぐらいなので、15年以上前の話です。当時のスコアは800。今受けたら、どうなることやらです。
TOEICの模擬試験を受けて感じたこと
さすがに自分の実情が気になったので、今後の対策を練るためにも、新TOEICテスト「直前」模試3回分という問題集を買ってきて、本番さながらに解いてみました。
その結果は・・・
リスニングセクションが100問中82問正解 リーディングセクションが100問中92問正解
本に載っていた換算表で計算すると、リスニング475点、リーディング495点、トータル960点という結果になりました。
正直、800点ぐらいいけば上々と思っていたので、自分でもビックリです。
同時に、TOEICは鼻息混じりで余裕をもって100%正解出来るぐらいにならないとダメだなと感じました。
仮に、この模擬試験の換算式が公式テストに近いものであれば、私は900ぐらいのスコアは取得出来る人間ということになります。
でも、それで外国に行ったらサッパリダメだったんです。レストランやホテルでおきまりの会話をする程度であれば問題ありませんでしたが、ちょっとイレギュラー的なことが起こったら、焦りまくりです。
正直、自分の語学力には全く満足していません。そんな自分でも満点に近いスコアを取れてしまうのですから、そう考えると、TOEICのスコアが気になるというレベルでは話にならないと感じました。
ちょっと偉そうな言い方になってしまいますが、日本語と同じように英語を話せるようになりたいので、その目的から逆算して考えると、これが本音です。
TOEICで目指すこと
ただ、TOEICというテストは分かりやすい目安で目標にしやすいので、今後もTOEIC対策の勉強を中心に添えようと思っています。
でも、内容的には正解・不正解にこだわるよりも、回答の内容を重視していくつもりです。
たとえば、リーディングセクションに関していえば、今回、時間制限ギリギリでやっと全問を終えたので、ヒヤヒヤものでした。終わった時には残り時間1分。見直しすら出来ない状態です。
以前のTOEICと比較すると、読まなければいけない英文の量が格段に増えたという印象ですが、それでも、制限時間いっぱいかかってしまうというのは、読むスピードが遅いです。
恐らく、英字新聞だと1時間かけて数ページぐらいのペースだと思います。でも、私は日本語の新聞だったら、30分もあれば隅々まで読み終わります。それを考えると、話にならないくらい英文を読むスピードが遅いので、ここは鍛えどころです。
慣れしかないので、英文を読む機会を増やしたいのですが、優先順位としてはネイティブとコミュニケーションが取れる会話能力を鍛えることに専念したいので、後回しにします。
ただ、TOEIC対策として、もう少しスピードアップを図りたいので、電車移動をリーディングの時間にあてます。これで、けっこう時間が割けそうです。
リスニングセクションに関しては、全く聴き取れなかった問題もあれば、おおよそのところは聴き取れたけど肝心なところがダメで不正解という問題もありました。
全体の7割ぐらいの問題は、それほど集中しなくても自然に英語が耳から入ってきて、正解も分かったのですが、100%全ての問題で、こうなれるようにしたいです。
そのためには生の英語を集中して聴くのが一番なので、こちらのページでも触れたTEDを利用してリスニングのトレーニングを行います。
あとは、これはTOEICとは別なのですが、会話能力を鍛えるために、オンライン英会話スクールでカランメソッドというレッスンを週2回ペースで受けるようにします。
カランメソッドは考える前に口から英語が出てくるように、反射神経を鍛えるというレッスンですが、こうなるには、様々なスキルを総合的に伸ばして、英語を英語で考える能力を身につけることが必須なので、かなりいい英語の勉強になると思っています。
本当は、これにプラスして、以前、このサイトでも以前ご紹介した『話すための英文法』といった日常英会話のフレーズ集を片っ端から覚えるといったこともしてみたいのですが、さすがに、そこまでは手が回らないので、当面は止めておきます。
そんな感じで、当面はTEDでのリスニングトレーニングを週3回(1回30分)、カランメソッドのレッスンを2回(1回25分)、これを基本として、あとは空き時間に英文を読むというサイクルでやっていきます。
英語は長期戦
こんなふうにまとめてみたのですが、つくづく実感するのは、英語は長期戦だなということです。1日30分程度しか割けないので、仕方がないのですが、実力アップのペースは緩やかなものになると思います。
学生時代のように、1日何時間も当てられればいいのですが、それは現状では不可能ですし、それだけの理由付け(英語を覚える緊急性)もないので、今は30分程度が精一杯です。(学生時代は留学という目標があったので、朝から晩まで英語漬けといったことも苦になりませんでした。)
ただ、1日30分でも、されど30分。続けていけば、週5日でも年間140時間ぐらいの学習量になるのですから侮れません。地道に続けていきます。
継続は力ということは身にしみて実感しているので、逆に1日30分の勉強で1年後・2年後に、どこまで自分の英会話能力がアップしているのか楽しみです。そんな観点をもちながら英語の勉強を楽しんでいこうと思います。
※自分自身で毎日の学習を振り返るために、TOEICの学習日記をつけることにしました。単純な日記だけで終わらせるのではなく、英語を勉強する人にとって役立つような気づきもメモしていきますので、ご興味がある人は、是非ご覧ください。