今回のコラムはある本を例にして、お話します。その本というのはコレです。
http://tinyurl.com/6ml7s
タイトルに小さくですが、『劇的』というコトバが入っています。コラムのタイトルにも入れていますが、このコトバが今回のポイントです。
この本は友達にいい本だからと教えてもらったのですが、読んでみると、基本となる文型が分かりやすく説明してあり、こういったこと(文法)に苦手な人にとっては、とてもいい本だなと思いました。
個人的にはとても気に入ったので、何気なくアマゾンのレビューを読んでみたのですが、辛口の意見も多いようです。
『当たり前のこと』、『ほかの本でも書いてある』、『こんなことで、劇的に伸びるの?』というような感想が書かれていました。
この本を読んで同じ感想を持つ人って、案外多いかもしれません。確かに、この本に書かれていることは、どこでも習う当たり前のことですし、したがって当然、他の参考書にも書かれているからです。
そういった意味では、この本でしか得ることが出来ないような魔法のようなノウハウが紹介されているわけではありません。(分かりやすさという点では他の本以上です。)
ただ、『当たり前のことしか書かれていない』、だからたいしたことないと思う人がいれば、ちょっと問題です。
なぜなら、英語を自分のモノにするには、当たり前のことを当たり前にやるしかないからです。有効なやり方だからこそ、当たり前になっていると言ったほうが適切ですね。
こうした当たり前のことをして劇的に伸びるかどうかは個人差もあるので、断言は出来ませんが、少なくてもこれ以上、速く伸びる方法はないはずです。基本をおろそかにする人が、本当の実力を身につけることはできないからです。
『当たり前のこと』だからたいしたことないという感想を持った方が、実際に当たり前のことをしているのであれば、問題ありません。
ただ、『当たり前のこと』をやらずに、それこそ努力をせずに、短期間で実力が伸びるようなノウハウばかりを追い求めているのであれば、大問題です。
こういった考え方では、まず英語を身に付けることは無理でしょう。
これは、この本だけでなく、どんなことでも同じですが、英語を身に付けている人に話を聞くと、特に変わったことは何もしていないものです。
英語を話せる人と話せない人
やることは、たいてい一緒です。では、差を生み出すものは何でしょう?
やるべきことをやっているのか?それとも、やっていないのか?
これだけだと思います。
当たり前のことを当たり前にやる。
これは英語を伸ばす『劇的』な方法・・・であるかどうかはわかりませんが、最短の方法であることは間違いありません。
当たり前のことをコツコツ、やっていきましょう。これだけで、必ず英語は話せるようになります。