今回のコラムはヤル気がなくなるということについてお話していきますが、先週も『マンネリを防ぐ』ということで、やっぱりヤル気の話でした。

 

このコラムは、その週に内容をまとめているので、そのときの自分の考えがそのまま反映されるのですが、最近、私の最大の関心ごとが『意欲』なので、こんなふうになっているんだなと実感しました。

 

本題の前に、ちょっと触れると、何か物事を成すときに成否の分かれ目となるのは、意欲しかないと思うようになりました。(今でも、そんな考えでいたのですが、その思いがますます強くなっています。)

 

能力や環境、状況というのは、殆ど関係ないとさえ感じています。こういった要素は、自分がその気になれば、幾らでも変えられるからです。 変えられないというのは、本当のところ『変える意欲がない』というのが事実だと思います。

 

何かを変えるときには、それなりのエネルギーが必要となります。単純に言うと努力ですが、『変えよう』という気持ちよりも『変えるようと努力することは大変』と思う気持ちのほうが勝っているので、実際には動かない⇒変わらないというのが本当のところだと思います。

 

なかには、意欲があるだけでは達成出来ないようなこともありますが、それは本当にごく一部のこと。少なくても語学程度のことであれば、十分可能なはずです。

 

それだけに、意欲を持続するということが重要なわけですが、自分自身の経験として、昨日面白いことを経験致しましたのでシェアさせて頂ければと思います。

 

昨日、『英語ビギナーが英会話スクールに行かないでも3ヶ月後に英語上達を実感する勉強法』というE-bookを読みました。独学で英語を勉強するときに、効率よく効果をあげるための方法が分かりやすくまとまっている本です。

 

お金をかけずに英語の勉強になるような素材もたくさん紹介されています。そのなかの一つが『biography.com』という有名人のインタビューが聴けるサイトです。

 

内容が興味深くて、面白いです。話を今回のメインテーマである『意欲』ということに戻すとこのE-bookを読むという行為の中でも、幾つか興味深い経験をしました。

 

まず、意欲を高めるためには、ほんの小さな刺激で十分ということです。上記のbiography.comという一つの新しいサイトを知っただけでも、私の英語学習に関する意欲が一気に高まりました。

 

私は、このところ、英語に関してはそれほど熱心ではなかったのですが、この瞬間はヤル気になりました。昨日は、10分程度、インタビューを聴いて終わりにしたのですが、そのときの心理状態を考えると、1~2時間は続けられた気がします。

 

しかし、その一方で、今朝起きたときには、その意欲は間違いなく低くなっていました。そこそこのヤル気はあるのですが、昨日、初めて観たときほどの状態ではありません。

 

ここで二つ目の教訓ですが、ヤル気は時間とともに低下するということです。

 

ということは・・・

 

ヤル気というのは高まることも低下することも容易であるということです。ですから、ヤル気がないという人でも、ヤル気を出すこと自体は難しいことではありません。

 

今回の私のように一冊の本がきっかけになるかもしれませんし、好きな音楽を聴いたとか、友達からメールをもらったというようなささいなことで、その気になるかもしれません。

 

ポイントは、ヤル気が出た、そのときです。そのときに、すぐに実行に移します。ヤル気が出たときが一番簡単だからです。明日からとか、今日の夜からというふうに先に延ばしてはいけません。即、実行です。

 

行動すること自体に、意欲を刺激する効果がありますから、やればやるほどヤル気を維持できます。

 

今回の私の例でも、昨日、biography.comを全く利用しなかったら今日は忘れているでしょう。意欲が低下したといっても、昨日『聴く』という実行をしたからこそ、まだ、今日も聴こうかなと思えるぐらいのヤル気を維持できています。

 

三日坊主という人は、こんな状態になると『最初の日は出来たのに・・』というふうに嫌な気持ちになるかもしれませんが、最初の日に実行したからこそ、三日続けられたともいえます。

 

決して悪いことではないんです。では、取っ掛かりはいいとして、その次の日からも続けていくにはどうすればいいのか?

 

最も重要なことは行動するという実績を重ねることです。初日の半分でもいいですし、5分や10分という短い時間でも構いません。とにかく行動したという実績を積み重ねることです。こういった実績が数週間溜まると、そのことを続けやすくなります。

 

正直なところ、1日数分ではそれほど高い学習効果を期待できるわけではありません。ただ最初のうちは、続けられる状態を作ることのほうが重要です。

 

学習効果という中身ではなく、勉強したというみかけのほうを重視してみてください。驚くほど、簡単に持続力が出てきます。

 

『続ける』ということに関しては、もう一つ、複数の目標を同時に持つということも有益なのですが、このことについては、来週のコラムでお話します。

 

最後に、今回取り上げさせて頂いた『英語ビギナーが英会話スクールに行かないでも3ヶ月後に英語上達を実感する勉強法』の作者横田さんのご紹介です。

 

作者の横田さんはオーストラリア留学経験者。日本に帰国した今でもネイティブの友達がたくさんいるという『しっかり英語を身に付けてきた』人です。

 

今では、英語講師や翻訳家として活躍されている横田さん。そんな経験をもとにした話はとても勉強になります。

 

現在、横田さんは下記のホームページで、全5回の『英会話上達講座』というメールセミナーを公開しています。

 

無料なので、登録してみてはいかがでしょうか?

 

もちろん、E-bookもオススメです。

横田さんのホームページ