年が明け、中学1年も3学期になる頃。私のなかである決意が生まれました。もう一度英語を頑張ってみようということでした。なぜ、そんなふうに思ったのか分かりませんが・・・・
でも、これが英語力アップのきっかけとなりました。
3学期の最初の授業から張り切って勉強を始めたのですが、ラッキーだったのが、授業に習うものが「There is~」という構文であったことです。「~である」という意味を持つ例文はこのまま暗記してしまえばいいだけで、たとえそれまでの授業内容が分からなくても、十分理解可能でした。
自分のなかで「英語って思ったよりも簡単?」と思えた瞬間でした。「There is」の否定形は「There is not」、疑問形は「Is there?」、これぐらいはそのときの私にもわかります。この「There is」という構文については完璧でした。当然、理解できるわけですから面白くなり、さらに意欲的に勉強に取り組みました。
そんなときに私にとって印象的な出来事がありました。英語の先生が授業中に私の頭をなでながらほめてくれたのです。それまで勉強のことでほめられることのなかった私にとってはめちゃくちゃ嬉しい瞬間でした!
今でも、あのときの先生の手の感触は覚えています。とても暖かったです。実際にこのあと、また英語がやっぱり苦手だと思ったりするのですが、それはともかく、私と英語のかかわりにおいて重要な出来事でした。