英語のリスニングがあまり得意では無いという人の場合、耳から聞こえてくる言葉と目で見る言葉が全く別物になってしまうというケースが多々あると思います。
スクリプトをみれば、なんてことのない初歩的なフレーズなのに、耳で聞くと、さっぱり理解出来ない英語になっているというようなケースです。耳が英語に慣れていない学習者には、よくあるケースです。
『Just a moment!』が『ジャスアモメン』というように聞こえるというような感じです。この場合、頭では『Just a moment!』=『ジャスト ア モメント』と覚えているので、『ジャスアモメン』だと『Just a moment!』とイメージすることが出来ません。
頭と耳で認識がずれているということです。
これは一つずつ認識のずれを直していくしかありません。スクリプトで確認しながら、一つずつ確認していきます。基本的には、耳に聞こえるままに覚えるのがベストです。
こういった作業を続けていくと、英語の本当の音に関するデータベースが頭のなかに蓄積されてくるので、音を聴いた瞬間、頭で理解できるようになります。
単語を一つずつ覚えることで語彙力を増やしていくような地味な作業となりますが、方法論としてはこれ以外にありません。(また、最も確実な方法です。)
小さな子供であれば、音を聞くだけで学習することが出来るのですが、成人の場合、知識で確認していくしかありません。英語学習者にとって必須の作業と考えて、実行していきましょう。
頭と耳のずれを集中的に学ぶのであれば、下記のような書籍を利用するのもオススメです。
http://w117.d.fiw-web.net/pronounciation/index.htm