数日前から『The Girl with the Dragon Tattoo』という小説にはまっています。スティーグ・ラーソン(Stieg Larsson)というスウェーデンの作家が書いたミステリー小説です。
日本語の翻訳版がないので、日本ではあまり知っている人がいないと思いますが、発行部数1500万部、世界最大の傑作ミステリー!と称賛を受けている小説です。
実際、世界的には本当に有名らしく、私が知ったのは去年、モルディブにダイビングに行った時、同じ船に乗り合わせたダイバーに教えてもらったのですが、どの国の人も知っていました。
みんなが口を揃えて『面白いよ』と言っていたので、興味を持ち、日本に帰ったら読んでみようと思ったのですが、帰国した時には本のタイトルも作家の名前も忘れてしまい、読めずじまいでした。
それが、この間、タイに遊びに行ったときにバンコクの空港の本屋で、たまたまこの本を見つけ、『ラッキー!』と思いながら速攻で買いました。日本に帰る飛行機の中で読んでいたのですが、噂通り面白くて夢中になって読んでいます。
久々にペーパーバックを読むので、カタツムリのように遅いスピードなのですが(汗)、それだけに長い間楽しめそうです^^
内容もそうなのですが、文体にも惹きつけられています。プロローグから先を読みたくなる気にさせられました。うまく表現出来ないのですが、面白いの一言です。
内容はネタばれなので書きませんが、ミステリーやサスペンスが好きな人であればハマルのではと思います。ちなみにネットで検索したら、日本では映画化されていました。
http://www.cinematoday.jp/movie/T0008056
評判は上々のようです。TSUTAYAでレンタルが始まっていたので、早速借りてきました。
さて、それで今回、久々にペーパーバックを読んで、英語の勉強の手段としての価値を再認識しました。楽しみながらリーディングのトレーニングが出来るし、語彙力アップにもつながります。
ペーパーバックに使われる言葉は一般的な単語ばかりなので、実践的でもあります。個人的な感覚では、日常的に使える英語をマスターするという意味では、タイムやニュースウィークといった専門誌を読むよりも効果的です。
TOEIC対策という観点から見ても、ペーパーバックに登場する語彙をマスターしたほうがプラスになると思います。
TOEICに登場する語彙は専門用語よりも日常的に使われている言葉が中心となるので、ペーパーバックのような小説と一致します。
ちなみに慣れている人であればともかく、いきなりペーパーバックを読むのはハードルが高いという人にオススメなのは、最初に翻訳版を読むことです。
今回のThe Girl with the Dragon Tattooのように映画化されているものであれば、そちらから入るのもいいです。一度ストーリーの流れを理解しておくと、原書も読みやすくなります。
ペーパーバックのような読み物の場合、英語圏の文化に馴染みが無いと理解しにくい喩えやストーリー展開が出てきますが、それも日本語で見ておけば、英語でも理解できます。これは自然に英語圏の文化を理解することにもつながりますので一石二鳥です。
こういったことを繰り返していけば、英語圏の考え方が身に付いて、いきなり原書を読んでも感覚が掴めるようになりますし、これは英語を話すうえでは大きな武器となります。
日本語の翻訳版が出ている本は、日本人が読んでも面白い内容であるものが多いので(だからこそ出版社が翻訳版を出すわけです)、読書好きであれば無理無く入っていけると思います。
楽しみながら英語を学べる素材の1つとして、ぜひペーパーバックを手にとってみてください。