大学2年の夏、私は初めてTOEICを受けました。1992年のことです。(古い話でスイマセン・・・)
10年以上前の話なので、受験したときの感想などは覚えていません。ただ、当時はリスニングが極端に弱かったので、リーディングのほうが易しく感じたということだけは覚えています。
そして、試験から数週間後、スコアが郵送されてきました。「TOEIC」の文字が印刷されている独特の封筒に(今でもかわらないのかな?)心臓の鼓動が速くなります。
このテストの成績がわかる瞬間というのは、何度経験してもドキドキするものです。楽しみやら不安やら色々な感情が入り混じって、なんともいえない気持です。
ちょっと楽しかったりもするのですが、いつまでもそんなことをしているわけにはいかないので、いよいよ封筒を開封して中身をチェックします。
そのスコアは・・・
Listening | Reading | TOTAL |
---|---|---|
300 | 330 |
630 |
このようなスコアでした。初めてのスコアとしてはGOODです。もちろん、この時点で私は大満足だったのですが、真の喜びはこのあと、訪れます。
その当時、私はNOVAに通っていましたが、TOEICの受験時期となると、当然その話で持ちきりです。スコアが返ってくれば結果報告に花がさきます。「どうだった?」、「うそ~」、「本当に?すご~い!」、こんなコトバがスクール内で飛び交っています。
レッスンを受ける前に、まずはTOEICの報告となりますが、私は同じレベルの人達のなかで一番でした。それをみんなが褒めてくれます。これがなんといっても嬉しかったです。普段滅多に褒められることのない私にとっては、貴重な体験でした。
私のなかで『英語=人に褒めてもらえるもの』という公式がインプットされた瞬間でした。「もしかして、オレって英語話せるようになるんじゃ?」
TOEICのスコア一つでここまで想像を膨らます私は、まさにパブロフの犬、そのもの。(笑)しかしながら、この単細胞のおかげで、それまで以上に英語に取り組むことになりました。
それから数ヵ月後、そんな私がはりきって勉強している頃、これ以上の喜びを経験することになります。何気ない一言だったのですが、更に私をスパークさせることになります。