中学生になって初めての夏休みを終え、授業が再開したころ、私の頭は完全にパニック状態でした。

 

その理由は英語、さっぱりわからないのです。もともと初めて触れるコトバで、物事になれるのに人より時間のかかる私は、授業のペースについていけませんでした。

 

そのうえ、一学期の終わりに病気で3週間近く休んでいたため、二学期が始まるころには、英語は私にとって、異次元の世界でした。

 

たとえば「私はテニスをします」という文を英訳する問題では、まず第一に「テニス」・「する」って英語でなんと言うの?という始末。

 

そのうえ、「tennis」、「play」という単語を知ったと思えば、「I tennis play」と訳してしまう・・・

 

なぜ、「I play tennis」になるのかさえわかりませんでした。まさにちんぷんかんぷんでした。