このサイトで、私がこのところ、オススメしている勉強法が英会話フレーズ集を使うこと。英語を話せるようになるという目的を叶えるための勉強法としては一押しです。昔から取り組んでいるやりかたですが、やっぱりこれがベストだなとつくづく感じます。

 

今は『話せる英文法』シリーズにはまっているのですが、題材自体は何でも構いません。有名どころでは、『起きてから寝るまで英語表現』はテーマ別に種類が豊富でいいですね。

 

フレーズ集を使った勉強法のいいところは、英語を話すという能力の向上に直結すること。こんな場面では、こんなふうに話すという事例を覚えることが出来るので、覚えれば覚えるほど、英会話力がアップします。

 

中学や高校の授業だとフレーズではなくて、単語=ボキャブラリーを覚えることになりますが、単語だけでは会話は出来ないので、あまり役立ちません。せっかく時間をかけて勉強しても、相変わらず英語が話せないという結果になってしまいますが、フレーズ単位で覚えておけば、こういったことは起きません。

 

英会話という目的に合った適切な勉強法となります。

 

ただし・・・・

 

勉強のやりかたを間違えれば、フレーズ集を使っても学習効果が上がりません。そこで、フレーズ集を使って効果的に勉強するためのコツをまとめてお伝えします。

 

1冊の英会話フレーズ集を何度も復習する

 

最も重要なことは『復習』です。一度勉強して終わりではなく、時間をおいて、もう一度やり直すという反復作業をおこなうことが学習効果を高めるうえでは欠かせません。

 

逆に言えば、最もダメな勉強法がやりっぱなしです。一度勉強したら終わり。次のフレーズ集を買って、それで勉強する。それが終わったら、また次のフレーズ集に・・・というふうに次から次へと手を出すというのが最悪のやりかたです。

 

こうやって勉強したとしても、実際に頭に入っていることは5%も無いでしょう。1冊のフレーズ集に500個のフレーズが収録されているとして、1回しか勉強しなかったとしたら、覚えているのは10個もあるかどうかというところです。大半は忘れてしまいます。これでは意味がないですよね。

 

新しい本に手を出したところで、また忘れて終わりです。幾ら勉強しても実力アップにはつながりません。極めて非効率なやりかたです。

 

理想的なやりかたは、一度覚えたことを次の日にまた勉強するということを数回繰り返すことです。こんなふうに復習を繰り返していると、違う日にやり直したとき、日本語を観た瞬間、その内容を英語で言えるようになっているはずです。

 

そこが勉強終了のタイミングですが、必須を期すのであれば、その後、1ヶ月後にもう1回やってみるというふうに、インターバルを置いて復習するのもオススメです。

 

その場合、忘れているフレーズも必ず出てきますが、割合としては少なくなっているはずなので、そうしたら忘れたフレーズだけをチェックして、今度はそこだけを復習するようにすれば、ムダなく勉強することが出来ます。

 

こんなふうにして、その本に収録してあるフレーズを全部覚えるまで、何度もやりこみます。ちなみに、このやりかたは1冊の本をやりこむことになるので、お金がかかりません。経済的にもオススメの学習法です。

 

フレーズを覚える時の基本は日本語→英語

 

順序が逆になってしまったかもしれませんが、フレーズ集で勉強する時の基本は『日本語→英語』です。

 

フレーズ集というのは、下記のように日本語と英語が併記される形になっています。

 

英会話フレーズ集

 

勉強法としては、日本語をみて、その内容を英語で言えるようになるまで練習します。私の場合、まず英語を見ない状態で日本語を訳してみる。出来なかったら、一度英語をみて確認した後、もう一度トライしてみる。この繰り返しです。英語を見ずに日本語を訳せるようになったら、その日は終了。次の日に復習します。

 

英語のフレーズを必ず口に出すこと

 

英語に訳す時は、必ず口に出すようにします。口に出すことで覚えやすくなりますし、会話の練習にもなります。ちなみに、正確に英語で発音することが出来なければ、話すことは出来ません。どんなふうに発音していいのか分からない単語が出てきたら、フレーズ集に付属している音声を聞いて確認するようにしてください。

 

私は、英語の発音についてはほぼマスターしているので、自分が分からないところだけを聞いて確認するようにしていますが、自信がない人は、一つずつ耳で確認するようにするのもアリです。

 

覚えられない場合には書いてみる

 

上記のやりかたで取り組んでも、なかなか覚えられない。そんな人は、ぜひ書くという作業を取り入れてみてください。

 

フレーズを口に出しながら紙に書くということを5回ぐらい繰り返します。書くというのは記憶力をアップさせるので、覚えやすくなります。

 

書くという作業は時間がかかるので、今では私は実践していないのですが、英会話の勉強を本格的に始めた当初は、毎日の学習に取り入れていました。オススメです。

 

毎日少しずつ、英会話のフレーズ集に取り組む

 

あとは、毎日の積み重ねです。地味な作業の繰り返しにはなりますが、継続的に勉強するようにしましょう。単純なやりかたですが、1年も続けていれば、驚くほど英会話能力が向上しているはずです。ちなみに、これは語学教材にも活用出来る勉強法なので、是非取り入れてみてください。