英語を勉強する時、忘れてはならない事実が復習が鍵を握るということです。どんなやりかたで勉強するにしても、やりっ放しではダメです。

 

英語学習と復習

 

 

今日、学習したことの7割は次の日には忘れています。これは記憶力が悪い、頭が悪いということではなく、人間として当たり前のことです。1回勉強しただけで忘れないのであれば、人間は誰でも天才になれます。

 

忘れるのは人間の基本的な特性です。勉強したことを忘れないようにするには、何度も繰り返し覚えて、記憶を定着させる以外に方法はありません。ここが抜けていると、どれだけ勉強しても、穴が空いたバケツのように、どんどん知識が抜け落ちていくので、やるだけ損になります。

 

英語の復習は実は気楽な勉強法

 

もしかしたら、復習というとつまらない反復作業をイメージして嫌な気持ちになる人もいるかもしれませんが、実は英語学習のなかでも、最も簡単で気楽に取り組める勉強法です。

 

一度勉強したことなので簡単です。これは論より証拠、やってみると分かりますが、一度目の勉強と比較したら、二度目は楽に理解出来ます。覚えるのも楽です。これは学習に必要とするエネルギーが少なくて済むことを意味します。

 

1ページの内容を勉強するとして、最初に取り組んだ時、1時間かかったとします。次の日、同じページをもう一度勉強する場合、どのくらいかかると思われるでしょうか?

 

個人差はありますが、長くても10~20分で済むと思います。それだけ簡単ということです。効率的ですね。

 

そして、重要なことは、次の日に復習しておかないと、勉強したことの7割は忘れてしまうという事実です。

 

復習をするとしないとでは、学習効率に大きな差が出ることがおわかりになると思います。10分を割くだけで、『忘れる』ことを防げる。逆に、その10分をケチることで、勉強したことの大半を忘れてしまう・・・

 

ちょっとしたことが大きな差を生むという典型例が復習だと思います。

 

ちなみに、私は英語を勉強する時には、1日後、2日後、1週間後、1ヶ月後といったペースで復習を行います。『こんなに?』と思われるかもしれませんが、これだけ実行すれば、ほぼ確実に記憶に定着します。

 

何度も同じことを勉強すると聞くと、一見遠回りのように思えるかもしれませんが、確実に知識が増えるので、着実に英語の力をアップさせることが出来ます。

 

英語の復習を効率よく実行する方法

 

さらに、復習に要する時間を短縮することが出来る勉強法があります。

 

それは、分からなかったところだけを繰り返すというやりかたです。最初の2回ぐらいは覚えた内容を全て繰り返して勉強するのですが、3回目以降は分からなかったところだけ、忘れたところだけ勉強するようにします。

 

2回目に復習した時、分からなかったところに印をつけて、その部分だけ3回目に勉強します。そのとき、出来たらクリア、ダメだったところだけ印をつけたままにして、また時間をおいてやり直しを行います。

 

これを繰り返して、全ての内容がクリアになったら終了です。こうすることで、一度勉強した内容を完璧に自分のモノにすることが出来ます。この方法だと、理解した内容は繰り返さなくて済むので、勉強時間の節約につながりますし、難しい内容でも、何度も繰り返すことで確実に身につきます。 (4回目ぐらいになると、勉強するのはほんの一部で済みます。)

 

これが最も効率的に英語の知識を増やす方法と言えます。ちなみに、このやりかただと1冊の参考書、1つの教材を徹底的にやり込むことになるので、お金も節約出来ます。お財布に優しい、コストパフォーマンスの高い英語学習法です。