英会話スクールには大きくわけて二つのタイプのスクールがあります。

 

1つは学校の授業のように、講師の講義を受けるお勉強型のスクールです。こちらは文法、語彙力などの基礎を身に付けたい人向けのスクールです。

 

もう1つはネイティブ講師と英語でコミュニケーションをとることが主体の会話型のスクールです。NOVA,AEONといった大手有名スクールはだいたい、こちらのタイプです。とにかく、英語で話をしたいという人向けのスクールです。

 

この二つのタイプはどちらがいいというわけではなく、その人の実力や目的によって向き不向きが決まってきます。それだけに自分の目的やスタイルに合わないスクールを選ぶと、『こんなはずではなかった』と後悔することになります。英会話スクールというのは比較的お金がかかりますから、スクール選びは慎重に行いましょう。

 

お勉強型スクールの特徴と注意点

 

実践スキルより基礎力を向上したい人向け。確実に実力をつけることが出来ます。但し、単調な勉強の繰り返しになりますので、飽きっぽい人は途中で嫌になるかもしれません。会話のレッスンも併設していて、たまに英語を使う機会があるスクールだとモチベーションを持続することが出来て、いいかもしれません。

 

お勉強型スクールの場合、必ず日本人講師のいるところにするというのがポイントです。英語を話せない人が、英語で講義を聞いても分かるわけがありません。文法のような理論的に理解する必要があるものについては日本語で勉強するのが一番です。

 

会話型スクールの特徴と注意点

 

幾ら知識があっても、会話が出来るとは限りません。会話というのはある程度の慣れが必要ですから、話せるようになるには実際に英語を話すという経験を重ねる必要があります。その機会を与えてくれるのが会話型スクールです。ネイティブ講師と実際に話が出来るのですから、会話の実践トレーニングという意味では非常に貴重な機会となります。

 

但し、知識がなければ会話が出来ないのも事実です。基礎力がない人間が幾ら実践経験を積んでも、あまり実力はつかないでしょう。会話型スクールを活かすには、ある程度の基礎力は絶対に必要です。

 

また、文法・語彙力といったものは自分自身で地道に勉強を重ねて初めて身につくものです。自習というのは必要不可欠です。つまり、会話型スクールに通っても、スクールのレッスンを受けるだけではダメ、家で1人で勉強する時間も必要ということです。

 

普段、自分で勉強して、その成果を試すのが英会話スクールというのが一番なのではと思います。