英語の学習効果を高めるための1つの手段が何度も繰り返すということです。何度も接している言葉やフレーズというのは耳に残り、自然に理解できるようになるものです。

 

日本語のCMなどを何度も聴いているうちに、気がついたら口ずさんでいるようになってしまったという経験があると思いますが、同じことは英語にもおきます。

 

私の個人的な例で言うと、映画がそうでした。

 

昔から好きな俳優の一人がアーノルド・シュワルツネッガーで、シュワちゃんが出ている映画は一通り観ましたし、ターミネーターシリーズなどは自分でも数え切れないぐらい何度も繰り返し観ました。

 

そうすると、特に意識しなくても映画のセリフが理解出来るようになってきます。そして、数本の映画が理解できるようになると、声や発音に慣れるのか、違う映画を観てもシュワちゃんのセリフであれば、すぐに聴き取ることができるようになります。

 

洋楽もそうです。音楽は映画と違い、独特の洒落た言い回しが多いので、最初から全て理解することは難しいのですが、歌詞カードを見ながら聴いて意味を理解すると、まず、その曲は聴き取れるようになります。そして、そんなことを繰り返していくと、その歌手の曲は何でも聴き取れるようになってきます。

 

そんなふうにして、歌手であれ映画俳優であれ、聴き取れる範囲を増やしていくと、違う人でも聴き取れるようになってきます。

 

こんなふうにして、少しずつ自分が出来る範囲内が広がっていくというのが、英語のキャパシティが上がるということなのだと思いますが、このプロセスを回すための第一歩が、最初の1つです。

 

何か自分のお気に入りの素材を1つ探して、それを何度も繰り返すというのが、はじめの一歩となります。

 

とは言っても、やってみると分かりますが、基本的に同じ学習素材を繰り返すというのは面白くないですし、楽しくありません。本当に自分が好きなことでなければ出来ません。だからこそ、何度繰り返しても苦にならない素材というのは、あなたにとっての宝物です。

 

好きこそものの上手なれという言葉がありますが、まさにその通りです。

 

大好きな英語の素材があったら、その素材と何度も接して、自分のものにしてしまいましょう。飽きなければ、暗記してしまうぐらいまで続けていいと思います。

 

それで嫌になってきたら、違う素材に切り替えましょう。それが楽しく英語学習を続ける秘訣です。