みなさん、英語脳というコトバを聞いたことがあるでしょうか?

 

英語を話せる人は、日本語を介さず、英語で直接思考しているというような意味です。英語で考えて英語で話すということですね。

 

読者の方から、「これって本当ですか?」という質問を受けたので、今日はこの『英語脳』をテーマにしてみます。

 

この質問を受けて、自分が英語を話すときの状況を振り返ってみたのですが、確かに日本語で考えるということはしていません。英単語が口に出てこないときもありますが、そんなときでも日本語で考えることはしないです。

 

みなさんも、ある言葉(日本語です)をド忘れしてしまったという経験があると思います。そんなときに、必死で思い出そうとするときでも、コトバ自体は頭の中にないのでは?

 

「アレだよアレ」とかいいながら、漠然としたイメージを思い浮かべていませんか?

 

それと一緒です。ですから、英語を話す人は、英語で考えるというのは本当です。

 

ただ、私の場合、英語を話すときには少しスピードをおとさないと頭がついてきません。日本語と同じスピードで話をしようとすると、頭がからっぽになって、コトバが出てきません。

 

しかし、少しスピードを落とすと、日本語を話すような感覚で勝手に口からコトバが出てきます。このへんが私にとってこれからの課題になるような気がします。

 

ここで、みなさんの関心はどのようにすれば英語脳になることが出来るのか?ということだと思います。その方法ですが、がっかりされる方もいると思いますが、何も特別な方法はありません。

 

単語を覚えて、例文を覚えて、英語を聴いて、話をして、というプロセスをやっているうちに、自然とそうなっただけです。

 

逆に言えば、地道な方法しかないということです。英語脳になるための努力は既に誰もがされています。あとはそれを続けるだけです。強いてアドバイスっぽいことを言うとすれば、音を重視すると効果が上がります

 

単語や例文を覚えるときには、発音もチェックする、音でも確認する、そして、覚えるときには必ず口にするということです。

 

特に、例文を覚えるときには、スムーズに口に出来るぐらいになるまで繰り返せば、そうカンタンに忘れないと思います。

 

また、リーディングのときは音読がオススメです。英文を前から理解する訓練にもなりますので、絶対にやったほうがいいです。

 

裏ワザはないですね。

 

最近、はやりの速聴CDも効果はありますが、それでも今まで10分かけて覚えたことが8分で済んだぐらいのものです。いずれにしても、ある程度時間をかけて取り組む必要があることには変わりがありません。

 

そんなわけで、今週のコラムも英語を話せるようになるには地道な努力が必要ですという無難な結末となりました。(笑)