※このページは『本物の英語の感覚を身に付ける7つのポイント(1)』の続きとなります。

 

4. 日本語の中で当たり前のように使っている英語をチェックする

英語のなかには、日本語としても普通に使われているコトバがあります。それだけ、実は英語が身近になっているということでもありますが、困ったことに英語本来の意味と違った形で使われているというケースが多々あります。

 

マンション、ヒップなどが一例です。

 

また、いかにも英語っぽいコトバが実は和製英語だったなんてケースも珍しくありません。やっかいなことに日本で一般的な英語(あるいは英語っぽいコトバ)こそ、実は意味が違っていたりします。

 

これは間違いなく英語と、あなたが自信を持つコトバこそ、疑ってみるべきです。幸い、こういったコトバは電子辞書(あるいはインターネットのオンライン辞書)を使えば、手間隙なくチェックすることが出来ますのでカンタンです。

 

もし、スペルがわからなければ、和英でもOKです。

 

ここであなたが意図していた英語と違う場合、例えば、マンションと入力したら、『mansion』と出てくると思ったのに『apartment』と出てきたという場合、あなたは誤って意味を覚えていたということになります。

 

5. 英会話スクール、家庭教師を利用する

本物の英語を身に付ける最良の方法は、ネイティブと実際に会話をすることです。これに勝るものはありません。 あなたにネイティブの友達がいれば言うことありません。あなたが何か変なことを口にしたときに、注意してもらえるようにお願いしておけば、それだけで十分です。

 

今、友達がいなくても、周囲にネイティブがいれば、積極的に話しかけてみるのも、1つの方法です。

 

周囲にネイティブがいない、あるいはいるけど話しかけるはちょっと・・・という人にオススメの手段は英会話スクールや家庭教師です。

 

何かと批判の声も多い英会話スクールですが、英語が出来ない人が英語でレッスンを受けるというのは、たしかに非効率的な部分があるとしても、こういった実践的なトレーニングをするという使い方であれば効果を期待出来ます。

 

この場合、会話をするチャンスを少しでも多くするのがポイントなので、出来れば1対1でレッスンを受けられるようにしたいですね。 また、初めにこういった理由でレッスンを受けるということを相手に伝え、あなたの間違いを指摘してもらえるようにしましょう。

 

家庭教師の場合、そういったことを斡旋してくれるところが身近にあるというのが条件になりますが、あれば英会話スクールよりも効果を期待できるかもしれません。もし、活用出来る環境があれば、ぜひトライしてみてください。

 

6. 1つの単語を追求する

英語のスクリプトをみたり、ネイティブと実際に会話をしたことがある人は、日常会話で使われている単語がカンタンなものばかりであることに驚いた経験があるのではと思います。

 

実際に一部のスラングや専門用語を除けば、本当に日常会話で使われている単語はカンタンなものばかり、約8割は、日本の中学・高校で教わる程度のものです。

 

そう考えると本来であれば、ほとんどの日本人は理解できるはずです。 しかし、現実にはそんなことはなく、ネイティブ同士の会話はさっぱりわからないということも珍しくありません。

 

これは、聴き取れないというリスニングの問題ばかりではなく、文字で読んでもわからないというケースもあります。知っている単語がずらっと並んでいるのに、文章としてみると、何を伝えようとしているのか、意味がさっぱりわからない。こんな経験はないでしょうか?

 

これは、あなたの理解力の深さが関係しています。

 

『put』でも『get』でも何でも構わないのですが、それこそ中学校の初めの授業で習うような基本中の基本といえる単語を辞書でチェックしてみてください。20個、30個という意味が並んでいることに気がつくはずです。

 

ネイティブはこの意味をほぼ全て理解していますし、会話のなかで使います。それに対して、日本人が覚えるのは二つ、三つの意味だけです

 

これで満足して終わってしまう。受験勉強であれば、それでもいいのですが、実践では通用しません。

 

また、こういった単語には、あなたが思ってもみなかった意味や用法があるケースも珍しくなく、これが誤解を招く原因にもなります。

 

ここもキーワードは自分が知っている単語ほど危ないということです。『こんなカンタンな単語、意味なんて知ってるよ』と自信を持つものほど、チェックしてみてください。

 

7. 間違えを怖がらない

これは間違いを防ぐということにはなりませんが、大切なことなので、この7つのポイントの最後に付け加えさせて頂きました。

 

どんなに努力をしても、日本人である以上、間違いを犯すことは仕方がありません。当たり前のことです。

 

ですから、普段から間違いを未然に防ぐ努力をするにしても、実際に英語を口にする機会があれば、どんどん積極的に会話をしてみてください。実際に間違いを犯して、顔から火が出るほど恥ずかしいという経験をするかもしれません。

 

しかし、こうした経験こそが学びの機会になります。 現実として、こんな思いを1度経験すれば、そのことは一生忘れるものではありません。もう二度と同じミスは繰り返さないものですし、こんな経験をしないためにもっと勉強しようという意欲も沸いてきます。

 

こう考えると、間違えることは決して悪くありません。正直な話、本当に取り返しがきかないというような間違いは、そうはありません。

 

フォーマルなパーティー、ビジネス上の大切な取引の場であっても、キチンと謝罪をすれば、許してもらえます。あまり心配せずに、どんどん英語を口にしてください。

 

何よりもやってはいけないことは生半可な対応をして、意志疎通がしっかり出来ていないまま、会話を終わらせてしまうこと。要は分かった振りをしてしまうことです。

 

『分かった振り』が1番のトラブルの元です。

 

相手にも不誠実と思われ、最も心証を悪くします。これだけは絶対に、やらないようにしましょう。特に親しい人であれば、間違えても、どうってことありません。

 

逆にここで失敗しておけば、あとで助かるぐらいの気持ちでガンガンいきましょう。