■:話すことに焦点を合わせたアルクの新講座

商品概要 通信講座
価格 29,589円(税込)
販売元URL

英会話コエダス

 

解説(byてつや)

スピーキングマラソンに代わる講座として、2004年から始まったアルクの新講座。英語を話せるようになることを目的としているが、英会話に必要な知識を覚えるというよりは、英語を口から自然に出せるようになること=英語の反射神経を鍛えることに焦点を絞っている講座。

 

実際の会話の場面を想定して、そのなかで登場人物になりきって、セリフを練習することになります。考える暇を与えないようにスピードが設定されているのが特徴。対象者が初級となっているが、スピードという点については、決して優しくはありません。

 

一方、この講座に収録されているフレーズは使用頻度が高いモノがピックアップされています。それだけに誰でも知っているようなフレーズが多くなっているので、知識の習得という点では、それほど効果的ではないかもしれませんが、反射神経を鍛えるトレーニングの題材としては、知っているフレーズのほうがやりやすいのでGOODです。

 

アルクの講座紹介ページでも触れられていますが、問題を見ると答えは簡単。でも自分の口にしようとすると思ったより大変というカリキュラムになっています。

 

収録されているフレーズの内容が高度になった『コエダス・アドバンス』もあり、簡単な英会話(挨拶や自己紹介など)が出来る学習者には中身が濃い分、こちらのほうがオススメ。

体験版を試してみました(by てつや)

アルクが無料で配布していた体験版CDを聴いてみました。このCDは講座のコンセプトや概要の紹介が主で、講座の具体的内容に関してはそれほど詳しくは分からなかったのですが、印象としては初心者向けと感じました。

 

紹介ページでも記載されていますが、日常会話フレーズのなかでも本当に基本的なモノばかりです。これくらいの内容であれば、中学生でも十分ついていけると思います。これは逆にいえば会話フレーズを覚えたいという人にはそれほどいいとは言えない教材ということになります。

 

一方、知識は十分あるのに、いざ話そうとすると全くダメ。何とかして話せる力をつけたいという人には、役に立つかもしれません。コエダスは英語を口から出すことに特化した講座なので、スピーキングのトレーニングとしてはいいと思います。

 

ただ、『役に立つかもしれません』と書いたのは、やっぱり簡単すぎるかなと思えたからです。幾ら日本人が話すことはダメといっても、この講座でトレーニングことするくらいのことはクリアしている人が多いのではと思います。その点からいっても、やはり初心者向けの教材ですね。

 

これから、英語を勉強する人、ブランクを挟んで再開する人にはいいのかなと思います。新しく出来た『アドバンス』については詳しい内容が分からないので、ノーコメントです。

 

コエダスは現在、インターネット上で試用出来る体験版が用意されています。体験版といっても、実際のカリキュラムが1レッスン分そのまま受けられるようになっているので、内容を確かめるには申し分なしです。

 

英会話

コエダス

英会話教材

アルク

 

総合評価

使いやすさ ★★★★☆
継続性 ★★★☆☆
楽しさ ★★★☆☆
分かり易さ ★★★★☆
コストパフォーマンス ★★★☆☆
合計 17点

 

使いやすさ

使い方はとても簡単です。

 

継続性

飽きないように、複数のタイプのトレーニングが用意されていますが、楽しいと思えるほどではないと思います。その点、継続性には本人の意思がかなり重要になってきそうです。

 

楽しさ

つまらないとまではいきませんが、それほど楽しいとも思えません。でも、これまで英語に全く接したことがないという人にとっては、楽しい構成かも。

 

分かりやすさ

初心者を対象にしているだけあって、分かりやすい内容となっています。

 

コストパフォーマンス

『スピーキング』を体系的にトレーニングする教材は少ないので、その点は素晴らしいと思いますが、ただ価格のことを考えるとクエスチョンマークです。英語を口に出すということは、それこそ本1冊あれば誰にでも出来ますから、もう少しトレーニング効果が期待出来るものであればなと思います。

 

コメント

英語を話すトレーニングなんて、今まで何もしたことがないというような人であれば、トレーニング方法を学ぶという意味も踏まえて、意義がある講座だと思います。但し、内容については、ある程度勉強を続けている人にとっては、簡単すぎるでしょう。アドバンスが登場したのも、そういった背景があるのではと思います。

 

ワンポイントアドバイス

 

もし、この教材がタメになると感じるようであれば、その人はスピーキングに対しては殆ど経験なしだと思います。ですから、素直にカリキュラムどおりに順番にこなしていくことが1番です。

 

こうやって、スピーキングの基礎力をつけるとともに、トレーニング方法を学んで今後に活かしてほしいです。正直、コエダスのカリキュラムを完全にマスターしてからが本番というような気がします。

 

こんな人にオススメ! 

 

  • 今まで「英語を話す」練習をしたことがない人
  • そこそこの知識はあるのに、いざネイティブと話をすると決まったことしか言えない人
  •  

    ※詳細はこちらのHPで確認してください

    こちら→英会話コエダス

    (講座の内容については、販売元HPのほうが情報が豊富です。興味のある方はそちらで確認されることをオススメします。)

     

    使用者の体験談

     

     

    ★★★★★ 飽き性の私でも完走できそうです
    Meiさん

     

    飽き性の私が飽きずに完走出来そうです。私は今までスピーキングというものに全く触れたことの無かった者ですので、コエダスのレベルはとても合っています。英語に関しては大学入試でそこそこの点数を取りましたが、知識があるのと話せるのには雲泥の差があると感じました。

     

    コエダスの例文は非常に易しくて、でも初学者がパッと声に出すことが出来ない言葉を厳選していると思います。初学者の方には非常に合っている教材だと感じます。

     

    Meiさん、投稿ありがとうございます。楽しく取り組むことが出来たようで、何よりです。スピーキング慣れしていない人にとってはバランスが整っている教材なのではと思います。(てつや)

     

    ★★★★☆ 声を出すことが中心の教材
    T.M.さん

     

    職場で英語を使う環境にあり、職場の業務に関する英語は何年も使っている関係上スムーズに出てきますが、それ以外の日常会話においては頭の中で日本語から英語の置き換えをしており、会話がうまくできませんでした。

     

    そこで、インターネットで2ヶ月ほど英語教材について調べた上で、平成17年3月にこの教材をはじめました。4月に転勤があることを理由に4か月分の教材を一括3月に送付してもらい、1か月分を2,3日で進め(1日平均2時間学習)現在3か月分目に入っています。予定では1月で4か月分を終える予定です。効果は早速出ており、英会話が非常に楽になりました。

     

    テキストだけ見ると中学高校レベルであり、一瞬、「失敗したかな。」と思いましたが、やっているうちに自分の勉強に欠けていた「声を出すこと」中心のベストの教材であると認識しました。勉強の進める期間は案内を無視しとにかく早いうちに4か月分を一回流して行い、あとは時間を見つけては何度もやるようにしたいと思っています。

     

    そちらの方が途中での挫折なく、効果が出ると思います。勉強したところは車の中で復習をしたりしています。

     

    TMさん、投稿ありがとうございます。英語を口にする機会というが少ない日本人にとってコエダスはうってつけかもしれないですね。ニクイ教材です。(てつや)

     

    ★★★☆☆ 満足しています
    オーハラさん

     

     

    全部で4ヶ月間の講座です。内容は初心者向けに、基本中の基本フレーズばかりが収録されていました。最初に見たときはこんなに簡単なの?と思いましたが、口に出そうとすると、なかなか出てこないので、最初はこれぐらいでちょうどいいんだと実感しました。

     

    トレーニング方法は複数あってバラエティに富んでいるので、飽きずに続けることが出来ましたが、終わってみると量が足りないと思いました。これだけだと、せっかく英語を口にすることに慣れた頃に終了となってしまうので、残念です。

     

    少しでも英語が自然に口から出るようになったので、満足しています。でも、やっぱりもう少しボリュームが欲しい・・・評価は星三つです。

     

    オーハラさん、投稿ありがとうございます。スピーキングのいいきっかけになったようで、とりあえずよかったです。これから先がポイントになりそうですが、ぜひ英語を口にする習慣を続けてください。(てつや)

     

    ★★★★☆ いいトレーニングです
    カヤバさん

     

    アルクから新しく出た通信講座のコエダスの感想です。私は以前、同じのアルクのスピーキングマラソンも受講して、そこそこ満足していたのですが、コエダスはそれに代わる講座ということで、受けてみました。

     

    コエダスの内容はシンプルです。スムーズに英語を口にすることが出来るようになるということを目的として、頭で考えずに反射的に英語を話せるように、テキストを使ってトレーニングをします。

     

    ところが、このトレーニングがけっこう面白いです。相手からの質問に対して制限時間内に答えるという珍しくないやり方ですが、やりだすとハマリます。制限時間がくると、相手の次のセリフが聴こえてくるのですが、こんな単純なことがとても面白いです。相手の次のセリフの前に何とか回答しようと思うと焦って、簡単なセリフも出てこないのですが、これがいいトレーニングになります。何度も繰り返していると、英語を話さそうというプレッシャーを感じなくなってきて、だんだんスムーズに英語が口から出てくるようになります。

     

    最初はこんなことで上達するのかなと思いましたが、馬鹿にならないですよ。確実に英語を扱う力が鍛えられます。

     

    登場する会話のフレーズは簡単なものばかりですが、私はこのほうがいいと思います。自分が知っているフレーズでも、咄嗟に口にすることなんて出来ないですから、最初はこれくらいのほうがいいです。(フレーズも難しいものだったら、とてもではついていけなかったような気がします。)

     

    今ではかなり慣れてきたので、もっと高度なことも口にしたくなっていますので、アドバンスも受けてみようと思っています。こちらも体験談も投稿してみようと思います。

     

    カヤバさん、投稿ありがとうございます。言われてみるとまさにその通りで、知ることと、口にすることはまた別問題ですから、最初は簡単なセリフで練習したほうがいいですよね。そう考えると、コエダスの内容って、よく考えられているのかなと思いなおしました。(てつや)