今日のコラムは、英語を書くトレーニングをすることで、話す力をつけようという内容です。昔、全く英語が話すことができなかったときに、最初のステップとして私自身、知人から薦められて取り組んだことです。
『話す』ためのトレーニングとしては、本当に初歩的なものなので、これが出来たから、満足して終わりというわけにはいかないのですが、はじめの一歩にはなるはずです。
そのやりかたですが、一言でいうと自分が言いたいことを紙に書いてみるというやりかたになります。実際に、誰かと会話をしているようなイメージをして、そのなかで自分が話すことを書き出します。
このときのポイントなのですが、やさしい単語を使うこと、そして単文で書くということです。
単文というのは、I was ○○、She did ○○、I go to ○○、It is ○○というような文章です。
文法的にいえば、五文型の基本中の基本です。会話ですから、言いたいことがたくさんあって長くなるときもありますが、それも英語で表現するときには、短く区切った単文を組み合わせる形にします。
この繰り返しです。なるべく単純に表現します。これがスタートです。
実際に会話をすると、少し文法的にも難しいことが必要になってくるものですが、それは文法書をみながらじっくり書いていきます。一応、私の経験では仮定法と関係代名詞を押さえておけば、あとはほぼ単文で言いたいことを表現できます。
ですから、単文で表現できるものはなるべく単文にします。こんなことをしていると、だんだん自分が言いたいことをスパッと言えるようになってきます。
紙に書くというのは、想像以上に記憶を高める効果があるらしく覚えも早かったです。このやりかたであれば、自分ひとりで出来るので、実際に会話をするのは緊張するという人でも大丈夫です。
最初は、こんなふうに無理せずにトレーニングするのもいいのかなと思います。興味がある人は、1日数分ぐらいでもいいので取り組んでみてください。