昨日、ある本を読んでいて、つくづく感じたことなのですが、英語の勉強って、とってもいいなと思います。何がいいかと言うと、努力すれば、それだけで結果がついてくるからです。

 

昨日、読んだ本というのは自己啓発書に近い本です。『人生で成功するには、どうすればいいのか?』というような内容です。

 

この本を読んで気づいたことがあるのですが、普通努力すれば、それだけで上手くいくことって、それほど多くありません。

 

たとえば、大学受験。合格枠というものがありますから、自分が精一杯努力したとしても、周囲の人間がそれ以上だったら、受かることはありません。要は失敗です。

 

合格する人間=成功できる人間の枠が100人、200人と予め決まっていて、それ以上の人間が受験するわけですから、どう考えても、失敗する人間が出てしまいます。本人の努力や能力だけでは、どうしようもないことです。

 

社会に出ても一緒です。収入がこれくらい欲しいとか、これぐらい出世したいとか、色々夢や目標があったとしても、それが必ず叶うとは限りません。どれだけ頑張っても、夢破れることがあるわけです。

 

昨日読んだ本は、努力したとしても成功は約束されていない、でも、努力すれば成長することは約束されている。だから、自分が成長することに焦点をおいていけば充実した人生が送れますよというような趣旨でした。は結果よりプロセスを楽しもうということですね。

 

英語の勉強も結果を気にするより、プロセス=勉強そのものを楽しんだほうが毎日楽しく過ごせると思いますが、英語の場合、ラッキーなことがあります。

 

それが最初に書いたように、努力さえすれば誰でも出来るようになるということです。語学というのは、自動車免許と同じようなものです。自動車免許って試験もありますが、基本的に数十時間のカリキュラムをマジメにこなせば誰でも取得できます。

 

飲み込みが遅くて人より時間がかかってしまうという人でも、時間さえかければ、最終的には取得することができます。何らかの理由で取得できない人もいますが、それは本当に一握り、珍しいくらいです。

 

英語も全く一緒です。ある程度の時間をこなせば、誰でも上達します。必要な時間が自動車免許などとは比べ物にならないくらい多いので、先が見えずそのため、誰でもできるなんてことは信じられないかもしれませんが事実です。

 

ですから、その時間をこなせるかどうか、究極的には英語を修得する秘訣というのはこれだけです。

 

自動車免許を短距離走とすれば、英語はトライアスロンのようなものなので、とにかく持久力が必要なわけですが、そこさえクリアできれば、あとはどうにかなります。

 

順位は気にせず、とりあえずゴールさえすればいいのですから楽なものです。そこが何番目以内に入らなければいけないというノルマがある受験や出世競争と違うところです。

 

時には歩いてもいいし、休憩しても大丈夫です。自分のペースで前進することさえ続けていけば、必ずゴールまでたどりつきます。ですから、あまり焦らずに、今の状況を楽しむぐらいの気持ちで気軽に勉強してみてください。それだけでOKです。

 

ちなみに、英語の場合、ある程度会話ができるようになるまで3000時間、ネイティブと渡り合えるぐらいになるまで、10000時間かかるそうです。

 

逆にいえば、これだけ勉強すれば、誰でもそのレベルになるということです。ですから、毎日の学習時間を記録していくと確実に目標に近づいていることがわかって励みになると思います。

 

あとは焦らないことです。短距離走のペースでトライアスロンをこなそうとしても絶対にムリなので。長距離走のペースで走ってくださいね。