ご存知の方も多いと思いますが、私が運営しているHP『かかってこい!英会話』の中に英会話教材の体験談を載せているコーナーがあります。
毎週、数通の体験談が寄せられるのですが、先週『ボキャビルマラソン』という語彙力アップをテーマにしたかなりマイナーな講座の体験談が2人の方から送られてきました。
●英会話教材を斬る! ボキャビルマラソン
http://w117.d.fiw-web.net/bocaburary_marthon.htm
この講座はアルクがやっているのですが、アルクの場合、ヒアリングマラソンやコエダスのほうが知名度があり、『ボキャビルマラソンって何?』という感覚なので結構、驚きました。
体験談を送ってくれた方達とこんな話をしていたのですがそのときにあらためて感じたのが、今回のコラムのタイトルです。
『やっぱり語彙力でしょ!』ということです。
英語というと、リスニングが苦手とか、もっとリーディングを頑張らなきゃ、なんて話が飛び交いますが、こういったことの全ての基本になるのが語彙力です。
語彙力がなければ、コトバは単なる音にしか過ぎません。この状態でどれだけ、聴き取る力や読む力をつけようとしても出来るわけがありません。家でいえば土台です。これがなければどうにもならない。それが語彙力になります。
語彙力を身に付けるというのは非常に地味で、マジメな努力を要求されることです。机に向かって、本を開いて1つ1つ覚えていく。
そんなことの繰り返しですから、なかなか目が向かないものですが、英語を話せるようになりたいというのであれば、避けられないことです。
語彙力アップというのは、本を読んだりすればいいだけなので、その気になれば幾らも出来ます。
ボキャビルマラソンというような講座もありますが、そういったものを利用しなくても、そのへんで売っている英字新聞や英語の書籍だけでも十分勉強になる分野です。
それだけにやる人とやらない人の差が歴然となってしまいます。
こういったことは苦手という人はある意味、覚悟を決めてやらなければいけないことかもしれないですね。
ちなみに語彙力を効果的に身に付ける方法ですが、1つずつを丸暗記するのではなく、本や新聞といった文章のなかで覚えていくことです。
単語ごとだと、そのコトバのイメージが沸かないので非常に覚えにくくなり、非効率です。
(すぐ忘れてしまいます。)
文章の流れのなかであれば、そういったことはありませんし、使い方も自然に分かりますので一石二鳥です。
あとは、本でも新聞でもいいのですが、同じ文章を何度も読むことです。同じ本を何度も読むと、いつの間にか一部の文章を覚えてしまっていたなんてことがあると思いますが、これは英語でも日本語でも一緒です。
同じものを何度も読み返すようにしてください。意識しなくても自然に頭に残るようになるはずです。効果もあるし、お金もかからないのでオススメです。