『全然役立たない』、『使っても、サッパリ英語が上達しない』というふうに、何かと悪評が多いスピードラーニング。こちらのページで投稿している当サイトの口コミ投稿でも、低評価が多いのですが、その原因の一つは使い方が間違っているからです。
公式販売サイトの書き方に問題があるので、購入される方は悪くないのですが・・・・
適切に活用していけば、スピードラーニングは優れた学習教材になります。
このページでは、どう活用していけばいいのか、使い方のコツについて、まとめてみます。
※ ここでお伝えする方法は、中学卒業レベルの文法知識を身につけていることが前提です。英文法が全く分からないという人は、まずは文法の勉強から始めてください。
英文法の知識を身につけるのが英語学習の最初のステップです。『総合英語Forest』のような参考書の内容は押さえておきましょう。
英文法の勉強法については、こちらのページでも詳しく解説しています。
STEP1:英語を書き取ってみる
まずはCDで英語を聴いて、その内容を紙に書いてみてください。いわゆるディクテーションです。1回で分からなかったら、数回聞き返してください。
それでも分からない場合には、テキストを使って文字で内容を確認しない限り、聴き取れるようにはならないので、CDを聴くのはやめます。
スピードラーニングは1枚のCDに膨大な量の英文が収録されていますので、5~6文ぐらいを一区切りにして書き出すようにしてみてください。
ちなみに日本語は無視してください。(聴いてもOKです。)
STEP2:付属テキストで内容を確認してみる
テキストを使って、書き出した内容を確認してみます。間違っていたところ、聴き取れなかったところは、テキストをみながらCDを聴いて確認します。(意味が分からない単語があったら、辞書を引いて確認しておいてください。)
テキストなしでも聴き取れるようになるまで、何度か繰り返し聴いてください。聴き取れるようになったら終了です。
STEP3:再度書き取ってみる
数日後、もう一度CDを聴いて、書き取れるかどうか確認してください。書き取れるようでしたらOKです。
分からないところがあったら、再度テキストを利用して確認するようにしてください。それで聴き取れるようになったら、また数日後、CDを聴いて書き取れるかどうか確認します。
こうやって、自分の理解が完璧になるまで、何度も繰り返します。
オプション:
書き取ることが出来た英語を通学・通勤中に聴く
書き取ることが出来るようになった英文については、通学・通勤中にCDを聴くのもオススメです。リスニングスキルの向上につながります。
この時のポイントは聞き流すのではなく、しっかりと英文を意識して耳を傾けることです。集中せずに聴いても意味はありません。
また、CDに合わせて英語を口にするのも、いいトレーニングになります。街中で声を出すのは無理ですが、唇を動かすぐらいでも効果ありです。それも恥ずかしいという人は、頭のなかでイメージするといいです。
オプション:スピードラーニングの電話レッスンを利用する
ある程度、自信がついてきたら電話レッスンを利用してみましょう。
初心者の場合、ネイティブ講師ではなく、英語が出来る日本人講師に相手をしてもらったほうがいいです。最初のうちはうまく話せなくて悔しくなると思いますが、それがいい刺激になります。
1ヶ月に1回ぐらい利用すると、自分の上達度を確認する格好の道しるべになるかなと思います。
1日30~60分はスピードラーニングを使って勉強しよう
学習法については以上となりますが、なんといっても英語は量稽古です。どんなやりかたで勉強するにしても、学習時間を積み重ねなければ意味がありません。毎日の地道な努力が重要です。
出来れば1日1時間、少なくても30分ぐらいは勉強するようにしましょう。それぐらいの時間の投資をしなければ、何をやっても英語が上達することはありません。ここは肝に銘じておいてください。
ちなみに、1日30分だと1週間で約3時間ですが、週末にまとめて3時間勉強するよりも、1日30分ずつ6日勉強したほうが効果があります。少ない時間でもいいので、インターバルをおかずに続けることが大切です。
これも効率良く語学スキルを伸ばすポイントの一つです。こんなふうにしていくと、役に立たないと思っていたスピードラーニングも良い教材に早変わりします。せっかく購入した教材ですから、最大限に活用しましょう。