この2ヶ月ほど、TOEIC受験を目指して、リスニングスキルの向上に取り組んできました。今月の13日が受験日だったのですが、当日の朝に急用が出来て受けられなくなってしまい、また数ヶ月後に出直しです。
今の自分がどれくらいのスコアを取得出来るのか楽しみだったのですが、次の機会にお預けです。春には受験するつもりなので、それまで勉強を頑張ります。
私が行ってきたリスニングの勉強というのは、TOEICの模擬問題を解いて、問題文で聴き取れなかった部分を一つずつチェックするというものです。仮に回答が正解だったとしても、聴き取れない英語が出てきたら、必ず復習します。
こうやって、自分の分からないところを一つずつ潰していくに連れて、理解出来ることが増えていく=英語を理解する能力が高くなっていくというのが狙いです。
分からなかったところは、下記のようにブログにメモして、あとで振り返られるようにしています。 http://study.kakattekoieikaiwa.com/?p=74
話せないこと・理解出来ない英語は聴き取れない
今日もブログのメモを見直していたのですが、つくづく感じるのは頭で理解出来ない英語は聴き取ることが出来ないということです。
たとえば、TOEIC模擬テストのなかで『condiment』という英単語が出てきました。『香辛料』という意味なのですが、私は知りませんでした。そうすると、この言葉を耳にしても意味をイメージ出来ず、結果的に聴き取れないということになります。
また、意味が分かる英単語でも発音の仕方が分からないと、やっぱり聴き取れることが出来ません。たとえば『rate』という単語の発音を私は『レイト』と覚えていたのですが、『ライト』に近い音で発音されることもあり、そうなるとサッパリです。
『rate』という単語をイメージするのは不可能です。これも頭で知識として、こういうものだと覚えておかないと幾ら耳にしてもダメです。
構文を音として理解出来ない
また、私が最近経験しているもう一つのパターンは、構文を耳にした時に理解出来ないというものです。
先日、あるリスニング問題のなかで『It will not be known how much underlying damage has been done until this action is completed.』というフレーズが出てきました。
日本語に訳すと、『この活動が終わるまで、どれくらいダメージがあるのか分からない』といった感じです。
英文法的に分析すると、『it』 が『how much underlying damage has been done』を指している構成になりますが、私は初めて聞いたときに、そのことが頭に思い浮かばなかったので、意味が分かりませんでした。
問題のスクリプトを見たときにも、すぐには把握出来ず、3回ぐらい読み直してみて、ようやく文章の構造を理解出来たのですが、これではリスニング的にはNGです。
一度聞いて理解出来なければ、リスニング問題はアウトですし、実際の会話でも、イチイチ何度も聴き直していたらコミュニケーションになりません。
英語を聴き取るには、言葉を知識として頭で理解していなければいけませんが、それだけではダメで、瞬時に理解してこそです。聞いた時に理解するスピードも重要ということですね。
私の場合、この素早く理解するという部分が弱いのですが、これはトレーニングして鍛えるしかありません。
具体的には、分からなかった構文を何度も音読することです。意味を思い浮かべながら口に出すことで、だんだん記憶として定着するので、そうすれば、耳にした時にもすぐに理解出来るようになります。
口に出せる英語は聴き取ることも出来る
英語のリスニングとなると、耳を鍛えるという発想をしがちですが、自分で口に出来ないことは聴きとることも出来ません。
そして口に出すには、頭で理解していなければいけません。それも完璧に理解していなければ無理です。逆にいえば、口に出せるようになった英語というのは、完全に自分のモノになっている証拠であり、だからこそ聴き取るのも簡単なわけです。
リスニングの勉強をしていて聴き取れない英語が出てきたら、口に出せるようになる。これが最も効率的なやりかたです。耳だけではなく、口を使って勉強しましょう。