とりあえず、今日は今年最初ということで、私自身が一番伝えたいことを書いていこうと思います。
それは『努力する』ということです。去年も触れましたが、努力することなしに、コトバを話せるようになることは100%不可能だというのが、私の意見です。
『1週間で英語を聴き取れるようになった』
『3ヶ月でペラペラに』
英会話教材にはこんなキャッチコピーが珍しくないですが、こんなことは明らかに無理です。こういうことを言っている人を見ると、本当にその人が英語を話せるのかどうか試したくなってきたりします。(笑)
ただ、違う見方をすれば、惹かれる人が多いからこそ、こういったコピーが存在しているわけです。楽して話せるようになりたいと思っている人がそれだけ多い証拠だと思います。
『楽したい』と思うのは当然の感情ですし、そう考えるからこそ効率良く上達出来るということもありますが、それにも限度があります。語学の場合、数年は続けることが最低だと思います。
ただ、同じ努力をするにしても、ツライ努力と楽しい努力があります。
ツライ、楽しさの基準は人それぞれなので、はっきりと色分けできませんが、その人自身が楽しければ楽しい努力だし、ツラければツライ努力だと思います。
ここで大切なのは、ツライ努力は楽しい努力ほど効果がないということです。
私の場合、単語を覚えるときに、それが明快に現れました。
今でも覚えていますが、大学入試直前の話です。単語集を一つ買って丸暗記しようとしたのですが、笑ってしまうくらい覚えられませんでした。
ちょうど、この時期でしたが、毎日朝から晩まで机に向かって暗記しても、実質的に覚えられた単語は1日数十個程度だったと思います。その日に限っていえば、100個単位で覚えてはいるのですが、次の日になると殆ど忘れていたので、ペースとしては、こんな感じです。
あまりにも効率が悪くて、涙が出そうです・・・
単語の丸暗記というのは、私は今でも苦手で、単語だけを見て覚えようとしても、頭にさっぱり残りません。それと対照的に、本を読んだり、テレビを観ているなかで出てくるコトバというのは、特に意識しなくても自然に頭に残ります。
専門的な理屈は分かりませんが、一つだけ言えることは私にとって、単語の丸暗記は苦痛で、本を読んだり、テレビを観ることは楽しいということです。
もともと、私はワガママな人間なので、自分が嫌なことを我慢して続けるなんてことは出来ません。必然的に、自分にとって楽しいと感じることしかやらなかったわけですが、それが結果的には正解だったと思っています。
今の時点で、自分が嫌いなやり方をしても実力が伸びないぐらいなので、やっぱり自分が嫌なことはしないほうがいいと思います。
貴重な時間を自分が嫌なことにつぎ込むなんて、モッタイナイですしね。