■速聴を取り入れた語学教材。リスニング能力アップには効果的

 

商品概要 通信講座
価格 下記参照
販売元URL エブリデイイングリッシュ

 

解説 (byてつや)

エブリディイングリッシュは速聴を英語学習に取り入れる形で設計された語学教材。速聴というのは、簡単に言えば普通の音声を2倍・3倍の速さにして収録し直したものを聴くというものです。元々は能力開発の手法として開発された手法です。

 

DVDやビデオを早回しにすると、会話が早口になりますよね。そういった会話を聴くというのが速聴学習です。

 

※実際の音声はエブリデイイングリッシュの販売サイト上でサンプルとして聴けますので、ぜひ一度聴いてみてください。どんなものがすぐに実感できます。

 

エブリデイイングリッシュ サンプル試聴ページ

 

速聴学習というのはリスニング能力を鍛えるうえで、かなり役立ちます。実際に試してみると実感出来ますが、2倍・3倍に速められたスピードの音声を聴いた後、同じ音声をナチュラルスピードで聴くと、非常にゆっくりに感じます。

 

英語のリスニングが苦手な人の特徴として、速さについていけないというものがあります。ゆっくり話してくれれば分かるけど、ナチュラルスピードだとついていけない。

 

こんな人が多いと思いますが、速聴で聴くと、ナチュラルスピードがゆっくりになるので、今まで聴き取れなかったものが聴き取れるようになります。

 

速聴というのは、スピードを速くしただけで、ほかは何も細工が無い非常に単純なやりかたなのですが、どういうわけか効果があります。

 

(ただし、しばらくすると元通りになってしまうので、何度も繰り返す必要があります。)

 

日本では速聴というのは、能力開発の手段として利用されたのが最初です。ナポレオンヒルといった自己啓発教材などで活用されていました。

 

私は数年前、自己啓発関連のCDブックで初めて速聴を体験しました。そのCDブックはアメリカの作家が出した自己啓発書の翻訳版で、速聴CDには英語版も収録されていました。

 

それを聴いた時、英語も妙に聴き取れるので、これは語学学習にも効果的だなと思い、当時は速聴をテーマにした本がなかったので、題材を自作して勉強していました。

 

音声ファイルを倍速に変換出来るソフトはフリーツールも含めてたくさんあります。
http://www.wweden.com/ability/l_soft.html

英語の音声ファイルを持っている人であれば、そういったツールを利用して、自分で速聴素材を作成することも可能です。

 

今では語学学習書でも速聴をテーマにしたものがちらほら出ていますが、語学教材ではエブリデイイングリッシュが初めてです。その気になれば自作出来るので、そういった意味ではわざわざ購入することは無いかもしれません。

 

ただ、エブリデイイングリッシュが収録している音声ファイルの数は相当なものになり、これだけの量を自分で揃えるのは大変です。

 

シチュエーション別に使えそうなフレーズが収録されているので、質という意味でも自作では厳しいレベルです。そういった意味ではフレーズ・語彙力を増やすという目的を兼ねる意味で、購入する価値がありそうです。

 

ただし、上級者ともなれば、この教材に収録されているフレーズは全て知っているでしょうから、買うのはどうかなというところです。

 

エブリデイイングリッシュを試聴してみました (byてつや)

エブリデイイングリッシュのサンプルを試聴してみましたが、速聴学習をするうえでは、とても便利で利用価値が高いと感じました。

 

1.5倍速の音声が流れた後にナチュラルスピードの音声が流れる仕組みになっており、勉強するのが楽です。(速聴でリスニングのトレーニングをする場合には、この流れがベストです。)

 

様々なシチューエーション別のネイティブの会話文と英字新聞を朗読する文章が、適度に入り交じって収録されているので、短文と長文、両方のトレーニングが出来るのもいいです。

 

音声を聴くだけで勉強出来るようになっているので、場所を選ばず学習できます。移動中などスキマ時間を利用して取り組むことが出来るので、勉強のしやすさという点でもいいですね。

 

教材としてのクオリティは良質だと感じます。速聴という手法もリスニングスキルを鍛えるには格好の方法なので、特に『ナチュラルスピードを聴き取れるようになりたい』という人にとってはオススメ出来る教材です。

 

問題は数万円単位の費用です。語学教材としては普通の価格ですが、学習者にとってはそう簡単に出せる金額というわけでもありません。

 

もし、これまで大量のCD付き語学書等を購入して、英語の音声ファイルがいっぱいあるという人は、フリーソフトを利用して自作するのもいいと思います。

 

専用で開発されたエブリデイイングリッシュには劣りますが、速聴の効果は活用できます。私自身、昔そうやって勉強しましたが効果がありました。

 

ただ、自作するのも手間暇がかかりますので、そういった時間がないという人や、そもそも自作できる音声ファイルが無いという人はエブリデイイングリッシュを購入するということもいいと思います。

 

収録されているボリュームが多いので、十分価格に見合うだけの学習が出来ます。

 

総合評価

使いやすさ ★★★★★
継続性 ★★★★☆
楽しさ ★★★★☆
分かり易さ ★★★★★
コストパフォーマンス ★★★☆☆
合計 22点

 

使いやすさ

CDから流れてくる手順に沿って進めていけばいいだけなので便利。テキストは持ち運びが容易なので、外出時にも利用できる。

 

継続性

速聴というのは数分単位の短いスパンでも効果的に学習できるので、構えなくても、ちょっとしたときに気軽に取り組むことができます。これは継続性につながります。

 

楽しさ

気楽な気持ちで取り組める学習法なので、楽しくできます。

 

分かりやすさ

CDを聴き通すだけで内容を理解できるようになっているので分かりやすいです。

 

コストパフォーマンス

速聴という学習法をたっぷり実践できるので、コストパフォーマンスは高いと言えます。

 

ただパソコンが得意な人であれば、自分で作れてしまうので、その点を加味してコストパフォーマンスの評価は低くしています。

 

これは教材の質というより、速聴という学習法がお金をかけなくても実践できるという現状からの判断です。自分で作ることが出来ないという人にとっては、代替の選択肢として価値は大です。

 

ワンポイントアドバイス

 

この教材を使ううえでは、特に注意することはありません。CDをそのまま聴いていけば十分、学習効果が出ますし、素直に聴き続けることが最良の学習法です。

 

数分単位の取り組みでも効果を期待できますので、それだけに聴くときは集中してください。だらだら1時間聴くよりは5分間真剣に聴いたほうが学習効果は高くなるはずです。自分の集中が続く範囲内で学習時間を設定して聴くというのがオススメです。

 

こんな人にオススメ

  • リスニングスキルを集中して伸ばしたい人
  • ゆっくりの英語なら聴き取れるけど、ナチュラルスピードになるとダメという人
  •  

    ※教材の詳細は販売元のHPで確認してください

    こちら→エブリデイイングリッシュ

    (講座の内容については、販売元HPのほうが情報が豊富です。興味のある方はそちらで確認されることをオススメします。)

     

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