私の知り合いのアメリカ人で、仕事で世界中を飛び回っている人がいます。昨年の秋から冬にかけても、オーストラリア、ニュージーランド、スイス、ドイツ、ノルウェーに行っていました。

 

それで彼の旅行話で一つ、面白いことを聞きました。それは英語が通じなかったということです。

 

英語が通じない相手

 

彼が話す英語を相手に理解してもらえないし、相手が言っていることも分からなかったそうです。(相手の人達も英語を話しているけど、よく分からなかったということです。)

 

英語は国によって様々

 

通じなかった最大の理由は発音と単語。

 

彼いわく、英語というのは地域によって訛りも違うし、その地域独特の単語や言い方があるので、どこの国の人と話しても、必ず分からない言葉が出てきたそうです。

 

それを聞いて私が思ったのは、日本語で言えば、訛りのキツイ方言と考えるといいのかなということです。お年寄りが話すような、生粋の方言ってサッパリ分からないですよね。『それ、日本語?』と本気で思うくらいです。

 

今年の正月、私は妻の実家に行ったのですが、和歌山なので関東出身の私にとっては、初めて聞く言葉がいっぱいありました。

 

言葉としての言い方も違うし、慣習というか生活環境の違いもあって、そこも言葉が分からない原因になります。たとえば、刺身を食べた時に和歌山の人しか食べない魚があって、その魚の名前を言われても、『???』でした。(今も思い出せません。)

 

食べ物ネタでいえば、私の出身地である栃木県の郷土料理に、しもつかれというものがありますが、友達に話して、一回で通じたことは一度もありません。(笑)

 

私自身、初めて耳にしたのは20歳を超えた頃で、最初は何を言っているかサッパリ分かりませんでした。(食べ物の話をしていることすら分かりませんでした。)

 

こんなふうに、日本人同士であったとしても、言葉が通じないことは多々あります。日本の場合、標準語があるので、まだ楽ですが、英語にはこの標準語という概念が実はありません。

 

日本人からすると、アメリカ英語、もしくはイギリス英語が標準語のように感じるかもしれませんが、世界の中でも、こんな感覚を持っているのは日本人ぐらいです。

 

どこの国でも、自分達が話している英語が標準だと思っています。だから、インド訛りの英語を話すインド人と、アメリカ人が話をした場合、お互いに通じないことがありますが、だからといってインド人は、自分の英語がヒドイとは思いません。

 

むしろ、『コイツはアメリカ人のくせに、英語も話せないのか?』と思うはずです。

 

通じる・通じないではなくて、通じるためにどうするかという発想

 

実際のところ、日本人以外の人達は、自分の英語が通じるかどうかということは気にしません

 

英語が出来ても出来なくても、そのなかで、いかに意思疎通をするかということに重点を置きます。ですから、海外の人は一度言って通じなかったら、何度でも繰り返すし、それでもダメだったらジェスチャーや紙に書いたり、本で単語を指さしたりして、とにかく意志を伝えようとします。

 

この感覚は、英語をマスターするうえでも絶対的に必要です。相手とコミュニケーションを取ろうという意志があるかどうかで、語学力の伸びも違ってくるからです。

 

なんとしても相手と意思疎通をしようと思えば、それだけ本気になれます。そして、本気だからこそ、常日頃の勉強にも身が入ります。

 

目的意識もハッキリするので、どんなふうに勉強すればいいのかというのも、自然に分かるようになります。

 

日本人だと、よく『どの教材を使えばいいですか?』という質問をしますが、これは目的がハッキリしていない証拠です。

 

海外旅行に行くから英語を勉強したいと思ったら、自然に旅行英会話の本などを購入するでしょうし、英語の本を読めるようになりたいと思っているのであれば、リーディングに関する勉強をしようと思うはずです。

 

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初めの一歩が踏めればいい

 

そうやって、とりあえず英語の勉強を始めることが重要です。勉強法や教材選びというのは、後からついてきます。

 

たとえば、英語の本を読みたいから、単語を覚えることにした。でも、単語を覚えても文章として読めなくて、文法についても勉強しなければいけないと気がついた・・・というふうに、勉強していくなかで必要なことが分かってきます。

 

英語の勉強といっても、色々なことをやらなければいけません。読み書き、話す、聴く、それぞれまんべんなくやる必要があり、膨大な量になります。

 

これだけあるのですから、どうせ最初から全部まとめてやることは出来ません。一つずつ順番にやっていくしかないですし、最終的には全部やらなければいけないのですから、やりかたについては、あまり気にする必要はありません。

 

それよりも、さっさと始めることです。

 

そのためには、あまり深刻にならず、気楽な感じで英語の勉強を捉えたほうがいいのですが、そのためにも『少しくらい通じなくても仕方がない』といった考え方を持つことは効果的です。

 

完璧に話せるようにならなければと思うと、プレッシャーが強くなりますし、失敗を恐れて動けなくなります。(どんな勉強をすればいいの?と悩むのも失敗したくないという恐れの裏返しです。)

 

言語というのは、けっこう適当なものです。ですから、あまり肩を張らずにやることです。このことを知人のアメリカ人の話から改めて感じました。

 


こんなふうに、勉強法については、そんなに気にしなくていいというのが私の意見なのですが、ただ、やりかた次第で、効率が変わってくるのも事実です。下記のページで、これから英語を勉強する人にオススメのやりかたをまとめてあるので、よかったら参考にしてみてください。

初心者向けの英会話学習法

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