このサイトでは、スピードラーニング利用者からの体験談を掲載していますが、全体的にみれば不評です。宣伝と実物とのギャップの大きさに不満を覚えている人が多いようです。
この点については、私も全く同意見なのですが、だからと言って放り投げてしまうのは、もったいないなと思います。せっかく購入したのに途中で止めてしまうのは、お金のムダです。
少なくないお金を投入しているわけですから、その元は取りたいものです。
そこで、私が実際に実践しているやりかたをお伝えします。
スピードラーニングを速聴トレーニングの教材に改良する
そのやりかたですが、スピードラーニングの音声CDを倍速化して、速聴トレーニングに利用するというものです。
どういったことなのか、具体的に体験して頂いたほうが速いので、下記の音声を聴いてみてください。早口の英語が流れます。
これは、スピードラーニングのCDを1.5倍に速めたものです。何がなんだかサッパリ聴き取れなかったという人が多いと思いますが、最初の1分ぐらいでいいので、聴き続けてみてください。
そうしたら、次にこちらの音声を聴いてみてください。これは、CDを通常のスピードで収録したものです。
いかがでしょうか?
いつも以上にゆっくり、ハッキリと聴き取れたのではないでしょうか。
これが速聴の威力です。
詳しいメカニズムは分かりませんが、スピードを速めた音声を聴いた後だと、普通の音がクリアに聞こえます。耳が速いスピードに対応しようとしているせいかもしれませんが、これを続けていくと、英語を聴き取る力がついてきます。
楽天で4年連続で売上No.1を記録している英会話教材、エブリデイイングリッシュも、この理論を取り入れていますが、少しパソコンに詳しい人であれば、英文さえあれば、同じものを自分で作ることが出来ます。
そこでスピードラーニングです。
この教材の最大の特徴は、とにかく量が豊富なこと。英語だけに限っても20分ほどの音声が収録されているCDが48枚もあります。
これだけの英文を完璧に聴き取れるようになれば、相当なレベルになるのは確実です。
先ほども書きましたが、パソコンさえあれば、速聴用の音声を作るのは簡単です。音声速度を調整するフリーウェアがあるので、お金もかかりません。
私は作った音声をitunes経由でiPhoneにも入れて、いつでもどこでも聴けるようにしています。
学習効果の高い勉強法なので、スピードラーニングを購入したのであれば、是非取り入れてみてください。
速聴音声の作り方については、下記ページにまとめてありますので、参考にしてみてください。
速聴トレーニングをするときの注意点
スピードラーニングを利用して速聴トレーニングを行う時には、幾つか注意すべき点があります。
まず、音声は英語だけにすること。スピードラーニングは英語と日本語が交互に流れるタイプのCDと英語だけが流れるCDがありますが、経験上、日本語が入らないほうが勉強になります。
日本語が入っていると、逆にリズムが悪くなり、英語を聴き取る力がつかないような気がします。
これは好みの問題かもしれませんが、個人的には英語だけの音声を利用することをお勧めします。
また、このトレーニングは、英単語の意味を辞書で調べながら行う必要があることを頭に入れておいてください。
意味の分からない単語を幾ら聴いたところで、理解出来るようにはなりません。理解出来ない英単語が出てきたら、その都度辞書で確認する必要があります。
この手順をサボろうとする限り、英語が上達することはないので、その点は注意してください。
ただ、分からない単語の意味を文脈から推測するスキルを鍛えるという観点で、最初は辞書抜きで音声を聴くというのはアリです。
英単語の意味を推測出来るようになれば、これはテストでも実践の場でも役立ちます。
※下記のページでも、スピードラーニングを有効活用した勉強法について触れています。こちらはちょっと古典的なやりかたですが、学習効果は確実です。
スピードラーニングの正しい使い方 ~英語の勉強に役立たせる方法~