世の中には英語が出来る人もいれば、出来ない人もいます。英会話の勉強をして、英語を話せるようになった人もいれば、同じように勉強してもダメだったという人もいます。

 

その違いは何なのでしょうか?
なぜ、英語ができるようにならないのでしょうか?

 

書籍や雑誌をみれば色々な要因が説明されていますが、最もシンプルで、かつ最も重要な要因は案外説明されていないものです。

 

恐らく当たり前のこと過ぎて、わざわざ伝えるまでもないと考えられているのかもしれませんが、でも現実的には、最も多い理由でしょう。それは続けないからというものです。『そんなこと?』と思われるかもしれませんが、突き詰めていけば、これだけです。

 

英語というのは所詮、言葉です。毎日のように使っていれば自然に上達します。何をどんなふうに勉強すればいいのか?というのは関係ありません。

 

勉強法というのは効率性をあげるためのものであって、間違った方法で取り組んでいるから、英語が上達しないといようなことはありません。上達のペースは遅くなるかも知れませんが、逆に言えばそれだけです。

 

たとえば、学校英語はダメというようなことが言われていますが、それでも、その学校英語で勉強した人というのは、それなりの力があります。そうでない人の語学力を比較すれば、一目瞭然です。あるいは、スペイン語や中国語といった全く勉強したことのない言葉と比較してみるのもいいでしょう。

 

幾らダメと言われていても、やっぱり勉強することで、それなりの力がついていることを実感するはずです。

 

英語が出来ない人というのは、必要なことをやっていないだけです。

 

バケツに水を入れてあふれ出させなければいけない。そのためには100リットルの水を入れる必要がある。でも、まだ30リットルしか入れていない。

 

英語が話せるようにならないという人は、さしずめこんな感じです。必要量に足りていません。それだけの話です。方法論の問題ではありません。

 

もちろん『続けるだけ』と言っても、それが大変です。何千という時間がかかりますので、一筋縄ではいきません。ですから、英語の勉強そのものが簡単というつもりは全くありません。

 

でも、これが事実であり、とにかく長期間にわたって続けなければダメということには変わりがありありません。目を背けたくなるような事実かもしれませんが、ゼロから勉強して英語が出来るようになった人は、このことを誰でも実感しています。

 

英語は続けるだけでいい
でも続けるのは楽ではない

 

真剣に英語を学ぶ意欲がある人は、このことは常に意識しておいたほうがいいのではと思います。