アメリカ初日の夜、その日一日お世話になったAさんにお礼ということで、韓国バーベキューのお店に行って、ごちそうしました。そして、Aさんの自宅まで車で送って、ホテルへと戻ろうとしましたが、ここから、私は一気に緊張感に包まれました。

 

ここまではAさんにナビゲーションをしてもらって、運転をしていたのですが、ここから自分1人でホテルまで運転していかなければいけません。

 

助手席には、今回一緒にアメリカへ行った友人が乗っていますが、生まれて初めてLAを訪れた人間ですから、この点では全く頼りになりません。しかも、さっきのレストランで日本酒を飲んで酔っ払っているし(笑)

 

留学時代、車を乗り回していたので運転自体はなんてことないのですが、地理は全く分かりません。Aさんに道を教えてもらったのですが、一つ間違えれば、あとはちんぷんかんぷんです。元の場所に戻ることさえ出来そうにないくらいだったので、覚悟を決めて出発しました。

 

こういうときって、私は大抵失敗するので不安だったのですが、その不安どおり、見事に道を間違えました。(笑) 

 

Aさんの自宅からホテルまでは時間にすると10分ぐらいなのですが、フリーウェイを三つも使います。フリーウェイですから、一本間違えれば、とんでもないことになるのですが、私はそのとんでもないことをしてしまいました。あとで振り返ってみると1レーン間違えただけだったのですが・・・

 

地理も分からなければ、距離感も分からないので、気づいたら全然違う場所にいました。あとで、地図で確かめたら、大笑いしてしまうぐらい、あさっての方向にいました。

 

とりあえず、間違えたことは理解出来たので、フリーウェイを降りたのですが、どこをどういけばいいのか、さっぱりです。Aさんに電話して、状況を説明して、道を尋ねたのですが、正直な話、さっぱりわかりません。

 

とりあえず、フリーウェイの番号を聞いて(アメリカのフリーウェイは全て、数字が振られています)、それを頼りに出発しました。

 

一つ間違えたら、また大変なことになるので、超スロー運転です。道路標識が出てきたら、思いっきり減速して、表示を確かめながら運転していました。夜もふけていて、走っている車が少なかったので問題なかったと思いますが、はた迷惑なドライバーでした。

 

そんなこんなで、なんとか無事ホテルにつきました。そのホテルのサインが見えたときは、本当にホッとしました。結局、10分あればつける場所だったのにたっぷり1時間かかってしまいました。

 

ホテルに帰って、アメリカからメルマガを発行してなんてことを考えていたのですが、ホテルに帰ったときはぐったりで、そのまま寝てしまいました。

 

でも、自分でもタフだなと思ったのは、道に迷いながら、『これってホームページのネタになるな』と考えていたことです。ポジティブ思考と言えば聞こえがいいですが、トラブルメーカーの典型的な考え方かもしれませんね。(笑)