英語が話せないからこその語学留学なのですが、そうはいってもある程度の会話能力が要求されます。ホームステイ先でも学校の授業でも全て英語で行うからです。

 

また、考えるまでもなく英語でコミュニケーションがとれたほうが、留学生活は充実したものになります。そのためにも、出発前に出来るだけの準備をしておきましょう。このページでは、短い期間で出来る準備を紹介します。

 

かかってこい!英会話 オススメ学習プラン

 

発音を覚えておこう

発音をキチンと覚えるのは基本中の基本というのが私の考えですが、この『語学留学を控えている』というテーマにおいても、発音を覚えることをオススメします。

 

コミュニケーションの基本は聴くことです。相手の言っていることが分かれば、なんとかなります。ですから、リスニング能力を鍛えるのが一番なのですが、そのために一番有効なのが発音を覚えるということなのです。今まで自分が知らなかった音を認識することによって、抜群に能力がアップします。

 

また、それはスピーキングにも表れますから、あなたのしゃべる英語はより通じやすくなるはずです。一石二鳥の効果が期待できますから、何よりも先に取り組んでみてください。

 

このホームページでは何度も取り上げていますが、『CD2枚付 英語の発音がよくなる本』・『ハイディ矢野のネイティブの発音・リスニングが絶対に身につく本』はオススメです。

 

必要な表現を覚える

たくさんの英文を覚えてストックする、これは英語学習の基本でありこの『語学留学を控えている』というテーマにおいても同様ですが、ひとつだけ違う点があります。それは今回のように目的がはっきりしているケースでは、そのテーマに沿ってストックを増やしていくことが効率的ということです。

 

要するに、語学留学をしたときに必要になりそうな表現を集中的に覚えましょうという当たり前の話です。幾つか役にたちそうな例文集をあげておきますので、そちらを参考にしてみてください。もう少し余裕があるのでしたら、『朝おきてから夜まで』シリーズのようなものを利用して、日常会話表現を少しでも覚えておくことです。

 

留学を予定している人を対象したフレーズ集

  • ひとり歩きのホームステイ・留学英語自遊自在 ひとり歩きの会話集
  • ホームステイ・短期留学で1日目から通じる英会話―毎日使えて気持ちが伝わる基本754フレーズ Nova books
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    また、ハイレベルの準備がしたいというのであれば、アルクの『TOEFLマラソン』を受講することをオススメします。私もこの講座は留学前に受けましたが、TOEFL対策という意味でも、アメリカの授業についていくための語学力を身につけるという意味でも、大変役立ちました。

     

    この講座は正規留学を考えている人向けなのですが、語学留学を考えている人が受けてもいいと思います。(事前に少しでも英語が話せるようになっておくほうがいいという点は変わりないので。)

     

    番外編:留学中には

     

    勉強法とは違いますが、これから留学される方へのアドバイスです。語学留学を考えているわけですから、実際には英語は満足に話せないというのが正直なところだと思います。

     

    これは自然なことだと思いますが、だからといって、実際に現地に滞在しているあいだには、「英語が話せないから」という言い訳は使わないでほしいと私は思います。

     

    挨拶ぐらいしかできない、単語を並べるだけしか出来ない、それでも構いません。あなたが出来ることを精一杯やって、相手とコミュニケーションをとってください。うまくできなくても、そうしようとする努力が飛躍的にあなたの語学力を高めてくれます。そして、何よりもあなたという留学生を受け入れてくれる相手に対する最低限の礼儀にもなります。

     

    自分の意思でその国に滞在することを決めた以上、コトバが話せないということは本来通用しないことだと私は思います。大変だと思いますが、これだけの覚悟をしていけば、必ず短期間の留学でもいい経験が出来ると思います。